1134作目は久しぶりに見たルチオ・フルチ監督作品を・・・。
『地獄の門』
1980年イタリア作品。イタリアの鬼才ルチオ・フルチ監督が放つスプラッタホラー。
-あらすじ-
ダンウィッチ。地図にも載っていないこの小さな町で、ある日トーマス神父が首を吊って
自殺した。以来、町では奇妙な出来事が相次ぐようになった。 神父の自殺と言う、
この神への冒涜行為により、町では地獄の門が開かれようとしていたのだ。万聖節の
夜までに門を閉じなければ、悪霊が世界にはびこり、人類は死滅してしまう。 事件を
察知した霊媒師マリーは、新聞記者ピーター共にダンウィッチへ向かうが・・・・・・。
-感想-
20年ぶりに見ましたが当時の印象と違ったので改めて見て良かったです。
お話は主人公達が向かっている間にダンウィッチでは悪霊による惨劇が起きています。
到着した主人公達は地元民2人と合流したところで風が吹き付けたくさんの蛆が飛んできます。
そのあと少年から電話があり死んだお姉さんが両親を殺したと言う事で迎えに行きます。
少年が悪霊に襲われた所を助け警察に保護した後で4人が自殺した神父の棺桶を開けます。
そこから地下に入れ2人ほど仲間が犠牲になった後神父の悪霊と死者達が現れます。
仲間の男性が十字架で突き刺すと神父は燃え上がり死者達も燃え上がります。
主人公達は地下から墓に脱出したところで保護した子供が駆け寄ってきます。
ほっとした表情の2人ですがすぐに子供に向かいこっちに来るなと叫んだところでエンドです。
初めて見たときはメインのスプラッターシーンである内蔵を吐き出すシーンは印象的でした。
今見るとそちらよりも瞬間移動する悪霊の特殊効果が特撮っぽいのが気になりました。
消えたり現れたりその時の効果音がウルトラマンなどであるような感じで印象的でした。
昔も今も最後の叫ぶところのオチが理解不能だったのでその辺の印象は一緒でした。
グロシーンも結構良く人体破壊もそうですが蛆が飛んでくるところなど良かったですね。
ただグロシーンでは突っ込み所もありワンパターンな所も多かったですね。
頭をつかむ所も脳みそまでは無理がありますし死霊のメイクも同じような物ばかりでした。
お話は神父が自殺した事で地獄の門が開かれたという以外特に語られる物はありません。
せめて何故神父が自殺したのかというぐらいは描いてもバチは当たらんと思うのです。
はっきり言って単にスプラッターなどを楽しむだけの作品でお話的には結構退屈ですね。
そんな感じでスプラッターメインの映画なので興味がある人は見てみてください