1089作目はなかなか面白かったパニックホラー映画を・・・。
『アフターショック』
2012年アメリカ作品。
チリを舞台に大地震の惨劇に巻き込まれた人々の混乱を描く超過激アクションホラー。
-あらすじ-
アメリカ人のグリンゴ、彼のチリ人の友人アリエルとポロは、出会いに期待を膨らませチリ旅行へと
向かう。彼らは、バーでロシア人モデルのイリーナ、パーティ好きなカイリー、カイリーの妹モニカと
いう3人の美女のナンパに成功。男女6人は街を観光し、ダンスクラブに繰り出す。だがその時、
巨大地震が発生。至福の時間だったはずが一転、街は死と破壊の地獄絵図と化すのだった。
グリンゴたちは、街で暴れる略奪者や、倒壊した刑務所から脱獄した囚人たち、そして余震の
恐怖から命を守ろうと必死に走り続けるが……。
-感想-
為す術が無い系統のパニック映画でとにかく最後まで救いの無い作品でしたね。
お話は逃避行を続ける中で男性陣達がいろいろな所で死んでいきます。
その最中に救った消防士とヒロイン姉妹の3人の逃避行が続きますがなんとか悪党を振り切ります。
しかし消防士が実は悪人で正体を知った妹を殺し最後の1人になった姉を襲ってきます。
もみ合いしている所で余震で逃げ込んだ洞窟が崩れ悪党が餌食となりヒロインは洞窟から脱出します。
浜辺に出て休んでいるところに地震による津波がやってきてヒロインに迫ってきている所でエンドです。
面白かったのですが地震が起きるまでのリゾート気分なシーンが40分近くとやたら長かったですね。
折角地震後の悲惨な風景が見応え合っただけに前半のシーンを短くして欲しかったですね。
あと主役は男性3人組の1人のイーライ・ロスかと思ったら3人とも大地震後にあっさり死んでしまいました。
まあ制作側にも入っているんだからフェードアウトが早めでもいいんでしょうけど。
とにかく主人公達が地震後に見舞われる不幸は悲惨で実際地震で死ぬのは1人だけですね。
悪党の餌食やら疑心暗鬼の住民に殺されるなど地震以外で死ぬのがほとんどです。
何やっても悲惨な末路一直線なのでブルーな映画が苦手な人は見てられないでしょう。
スプラッタシーンはイーライ・ロス作品にしてはだいぶ少なくその辺は期待しない方がいいですね。
グロくは無いですが救いの無い展開にいい意味で不快感だらけの作品で見応えありましたね。
もちろん突っ込み所もあり一番は最後の締めである津波が地震後にやってくるのが遅いところですかね。
日本じゃ大震災後に無かったですが災害後の治安悪化は他の世界じゃおなじみですよね。
内容が内容なだけによくこの作品が日本で配給されたかと思いますね。
おそらくもうちょっと前だったら外部の声を気にしてこう言う映画が配給されなかったもしれませんね。
日本と全然文化や主張が違うのだから海外にこう言う作品があってもいいと思いますね。
そんな感じでいろいろ胸くそが悪くなる作品ですが興味のある人は見ていただきたいですね。