790作目はどうもいまいちだった幽霊船物を…。
『ゴーストシップ2013』
2012年アメリカ作品。新たな恐怖の航海が今、始まる―
ユニバーサル・スタジオ製作、海洋スペクタクル・ホラー!
-あらすじ-
目を覚ますとそこは船の中。男女9人は、自分がなぜこの船に乗っているのか、
誰一人として記憶にない。携帯電話は繋がらず、外部との通信が絶たれた状況で突然、
連絡係と名乗る謎の男が現れ、「規則に従えば快適な旅だ」とだけ言い残し姿を消した。
この船の行先は誰にもわからない。一体どこへ連れていかれるのか?脱出するのは
不可能なのか?多くの謎が残る中、船内を調査しよう行動に出た一行だったが、
この船内には船長も乗組員も、自分たち以外には誰もいないことに気付く。
そしてある時を境に彼らは1人また、1人と謎の失踪を遂げていく・・・。
-感想-
一見するとそれなりの映画っぽいですが肝心のシーンが描かれておらずいまいちでした。
お話は幽霊によって犠牲者が出てきて最終的に3人になります。
その間にこの船がギリシャ神話の物であり海が乗っている人たちへ審判を下すという感じでした。
幽霊が迫る中3人は古代船に乗り込み何とか船を脱出しますがそこで一人が裏切ります。
しかしそこで最後までちゃんとしていた男女2人が残り現実世界で再会してエンドです。
まず肝心なことが描かれていないんですがこの人達は死んだのですかね?
最初はすでに死んでいるというおなじみの設定だと思い込み見ていました。
しかし死んだという描写は無く犯した罪も最後の2人などは悪いことですが大したことはありません。
だから肝心などうやってこの世界に来たのかという説明が無いのは話になりません。
あとはルールを言い渡されますがそれを違反すると幽霊が襲って来ます。
でもそのルールは大した意味が無く悪いことをした時点で幽霊が襲って来ます。
それもクライマックスになるとそんなのは関係なく襲ってくるので違反すらおざなりになっています。
登場人物は一応何かしらの悪さをしているようですが個人差がありますね。
だから一括りに集められること自体に説得力が無く設定から引き込まれませんね。
結構駄目な点は多いですが船のシチュエーションなどはなかなか良かったですね。
これで船側の人物が案内役オンリーじゃ無く他に何人かいればもっと雰囲気が出たでしょうね。
お話も技師社神話をモチーフにしているようですが知識の無い自分にはよく分かりませんでした。
そんな感じで肝心なところが描かれずとにかく気になるので自分からはあまりおすすめしません。