762作目はホラー要素は低めだったけど非常に面白かった作品を…。
『モンスタートーナメント』
2011年カナダ作品。世界中から集まったモンスターたちが“世界最強”の座を賭けて戦うホラーコメディ。
-あらすじ-
かつては人々を恐怖の奈落に突き落とした伝説のモンスターたちも、科学が発達した
現代社会では過去の遺物として忘れ去られている。人々から蔑まされて石を投げられる者、
人目を忍んで郊外でひっそりと暮らし、細々と生計を立てる者……。しかしある夜、彼らに再び
スポットライトが当てられることになった。世界中から召喚されたモンスターたちが己の力と
情熱を余すことなく発揮し、世界最強のモンスターを決定する
『モンスター・トーナメント 世界最強怪物決定戦』が、ヒルサイド共同墓地で開催されるのだ。
ルールは時間無制限、ギブアップ無し、魔術OK、金的NGで、どちらかが再起不能と
なるまで続く究極のデスマッチ。出場者は、ニューヨーク・メトロポリタン美術館から
警備員を殺害し逃亡してきたミイラ男、トランシルバニア・フェルドルフの屋敷に住む
不死の種族の末裔レディ・ヴァンパイア、ドイツ・インゴルシュタットの地下研究所で
イゴーラ博士の実験により生まれた人造人間フランケンシュタイン、ペンシルベニア州
ピッツバーグにある軍の施設で生物兵器として10年間訓練されたゾンビマン、
ギリシャ・イオニア諸島で鍛冶屋を営む1つ目のサイクロプス、マサチューセッツ州
ハザーズ・ベイの村外れに住む魔女ウィッチ・ビッチ、ルイジアナ州ミシシッピーの湿地帯に
生息する悪魔スワンプ・ガット、哀しい過去を持つ半獣人オオカミ男の8体だ。
一体誰が“最強最悪”の称号に輝くのか? 戦いの火蓋が切って落とされる。
-感想-
かなりゆるそうなモンスター物でしたが自分的には非常に面白かったですね。
お話はあって無いような物でただ戦うだけのお話でした。
1回戦はサイクロプス対ウィッチ・ビッチでサイクロプスの眼からビームで勝利です。
2回戦はミイラ男対レディ・ヴァンパイアでレディ・ヴァンパイアがミイラ男の心臓を抜き取って勝利です。
ここでミドル級の2戦はこれで終わりこれ以降出てきません。
3回戦はスワンプガット対オオカミ男でオオカミ男のボディプレスで勝利です。
4回戦はフランケンシュタイン対ゾンビマンでフランケンシュタインが頭を踏みつぶして勝利です。
5回戦は3回戦と4回戦のヘビー級の勝者同士の戦いになります。
フランケンシュタイン対オオカミ男でフランケンシュタインがオオカミ男の顔を引き裂いて勝利です。
ラストはゾンビと化したゾンビマンのトレーナーの大佐が登場してサイクロプスと対峙します。
エンドロールの後電話中のプロモーターがゾンビの餌食になってエンドです。
戦うだけと言っても一工夫もありゾンビマンが殺された瞬間墓場からゾンビがたくさん現れます。
そこで大佐が犠牲になるんですが大佐役がプロレスラーのケビン・ナッシュなのです。
フランケンシュタイン役も同じくプロレスラーのエル・ヒガンテとこれもまたスター選手です。
その他プロモーターやレフェリーも本人役で出演とプロレスファンなら見応え抜群じゃ無いでしょうか。
映画自体の演出もアメリカのプロレスを見ているがごとくで見慣れている自分は最高でした。
ただあのノリは万人向けとは言えず普通のホラーファンはしらけるかもしれません。
キャラクター自体説明もなされていて各キャラクターとも見せ場があったあたりは凄く良かったです。
そのあたりは肉弾戦系のアクション映画ファンでも結構楽しめると思います。
ただホラーと言うジャンルと考えるとかなり好き嫌いが分かれるかと思います。
そんな感じでホラーファンと言うよりもプロレスファンにお勧めしたい作品でした。