750作目は名作中の名作だった古いホラーシリーズの第一弾を…。
『ヘルレイザー』
1987年イギリス作品。モダンホラーの旗手、クライヴ・バーカー原作のホラーシリーズ第1作。
-あらすじ-
郊外に住むフランクは、ある日街で謎の小箱を手に入れた。それは伝説のパズルで、
組み替えによって“究極の性官能"を経験できるものだった。フランクは、早速パズルに
取り組んだ。組み合わされた瞬間、フランクの体は一瞬の内に破壊された。数年後、
フランクの弟ラリーが新妻ジュリア、娘のカースティと共にその家に引っ越してきた。
引っ越しの日以来ジュリアは、夫が仕事に出かけると、町で男を誘っては家に連れ込んで
いた。それを目撃したカースティは気になり、家に忍び込み二階の部屋で、血みどろの姿を
発見した。謎の小箱の力で肉体を消失したフランクだったが、ジュリアの誘惑してきた男達の
血と肉を喰べて蘇生しつつあった。実はジュリアとフランクはかつて愛人関係にあった。
それを知ったカースティは部屋から謎の小箱を持って逃げ出した。その箱が何か知らない
彼女は何気なく回していると突然目の前に別世界が広がり、悪霊が現れた。そしてフランクを
返す事を要求した。既に殺人鬼と化したフランクは、ジュリアもラリーも殺し、彼女に迫ってきた。
絶体絶命の瞬間、悪霊が現れ、フランクを連れ去っていった。安心したカースティだったが、
謎の小箱の秘密を知った彼女を生かしておく訳なく、悪霊たちが襲いかかってきた。恐怖の中、
彼女はパズルを回転させた。すると天を裂く青い閃光が響きわたり悪霊たちは謎の小箱と
共に元の世界に戻っていった。数日後、街の店先には謎の小箱が再び売られていた。
-感想-
20年以上ぶりに見ましたが手作り感満載の作品でしたが味があり凄く面白かったです。
一番新鮮だったのはまだセノバイトのピンヘッドがキャラクターとして固まっていなかったことですね。
迷宮で怪物に追いかけられたりとこんな化け物出ていたのかな?と改めて思いました。
と言うかピンヘッドのキャラクターが衝撃的でそれ以外は印象が薄かったのでしょうね。
メインテーマも苦痛こそ究極の快楽と言うテーマが重視されていてお話もしっかりしていましたね。
2作目からはピンヘッドなどのキャラクターメインとなり内容は二の次となってしまいます。
特殊メイクもチープでお金はかかっていませんが映像とかで工夫されており問題ありませんでした。
面白いのは1は原作者が監督や製作総指揮や脚本まで結構こなしているところです。
これはシリーズが出れば出るほど原作者が離れそれと共に徐々にクオリティが落ちています。
あと自分が一つ気がついたことがありパズルボックスに名前があったことですね。
ル・マルシャンの箱と言うらしいのですが全く聞いたことがありませんでした。
映画的には今見るとチープなところもありましたが25年前に作ったのだから凄いですよね。
自分的には結構覚えているつもりでしたがこの作品は結構忘れた部分が多かったです。
だからこそまた見たのにほぼ初めて見るような感覚で見られて楽しめました。
そんな感じで出来のいい記念すべき第一弾ですのでみんなにお勧めしたいですね。