623作目は初めて見るWHDジャパン制作のホラー作品を…。
『腐女子』
2009年作品。『地獄甲子園』などで特殊メイクを手掛けた仲谷進の初監督作品。
-あらすじ-
長年子供に恵まれず、精神不安定に陥っている佐里の夫である勝也は、ある日怪しげな魔女と
出会う。子供が欲しければ、言われた通りのモノを用意しろと言われ、佐里と共に奔走する勝也。
その甲斐あって、無事にマコという子宝に恵まれ、平穏な生活を取り戻していく勝也だったが、
それも長くは続かなかった。公園で遊んでいたマコが道路に飛び出して交通事故に遭って死亡し、
それを受け止める事が出来ない二人は再び魔女の元へと訪れ、なんとか復活させて欲しいと
頼み込む。 だが、一見無事に復活出来たように思えたのだが、それは復活というには程遠い
ものだった。なぜなら、マコはあちこちがただれ、腐食し続ける身体となってしまったのだ。
そして、それを元に戻す方法はただ一つ。人肉を喰らわせる事だった。
-感想-
ホラーマニアに結構ファンの多いWHDジャパンの作品ですが自分は今回初めて見ました。
お話は妻の行為がエスカレートして行き刑事と仲の悪いママ友まで殺害してエサにしてしまいます。
主人公は慌てて自宅に帰るとその惨劇を目の当たりにして主人公も妻に襲われます。
気がつくと縛られており浮気男に三行半を突きつけつつ主人公も殺そうとします。
会話しているところで同じく捕らえられていた魔術師の手助けで助かります。
魔術師が襲われる中主人公は抜けだし妻を倒し子供を殺そうとして場面は終わります。
そこで冒頭の語りのシーンに戻り上司が部下に20年前の事件を語り終えます。
しかし部下も何かしら語ると思ったら実はその子供が成長した姿だと言う所でエンドです。
ざっと書くとこんな感じですが画質とか見ると自主製作作品じゃ無いでしょうか。
いろいろ突っ込みどころとかありますがそれを抜きにしても面白かったですね。
一番は子供は娘なのか息子なのか最後のオチとか見るとちょっと分からなくなってしまいました。
あとは妙に事情通な上司や何も脈絡も無く捕まっている魔術師などいろいろですかね。
メジャー映画だと駄目な部分も多いだろうけど自主製作でこれから凄いと思います。
そんなに予算が無いっぽいのかチープな部分も多いですがこれはこれで良かったです。
これで予算がある程度あればもっと面白くなったでしょうね。
ホラーファン的には一度で良いのでこういう自主製作のホラーに参加してみたいですね。
もちろん自分じゃ邪魔になるだけですがこういう作品に携われる人達は結構羨ましく感じますね。
それにしても我が町のTSUTAYAは全くWHD作品を取り扱いしてくれません。
こんな感じの作品が多いのなら一通り見てみたいのですが。
そんな感じでなかなか話的には面白かったのでホラーファンには見て欲しいですね。