403作目は結構面白かった邦画スプラッターを…。
『極道兵器』
2010年作品。石川賢原作の同名コミックを映画化。身体を兵器に改造したヤクザの戦いを描く
バイオレンス・アクション。坂口拓が監督・主演を担当し、究極のマジ当てアクションに挑戦した。
共同監督は「地獄甲子園」の山口雄大。
-あらすじ-
西日本一の極道組織、岩鬼組組長の一人息子・将造が、父が亡くなったと知り、4年ぶりに帰国する。
父の死が若頭・倉脇のせいだと知った将造は、敵討ちを決意。しかし、あと少しのところで
右腕と左足を吹き飛ばされてしまう。手術室で目覚めた将造の右腕にはバルカン砲が、
左ひざにはロケットランチャーが仕込まれ、改造人間となっていた。
-感想-
そんなに予算がかかって無さそうなB級アクションですが結構面白かったですねえ。
お話は南米で裏切り者を粛正中の主人公に元に政府の人間が訪ねてきて父親が死んだと聞き帰国します。
自分のいた組があった場所はサラ金に通っておりすでに組は消滅しています。
実は若頭の裏切りで父は殺されサラ金屋もその子分の者なので早速皆殺しします。
若頭も反撃して主人公の元子分を殺し許嫁を拉致して来たので主人公は直に若頭の会社に乗り込みます。
そこで爆破するなどして追い詰めますが反撃で右手と左足を失いつつも若頭を倒します。
主人公自体からだが使い物にならなかったので政府の手によって改造人間になります。
若頭のバックにいたマフィアが主人公が手術をした場所に刺客を送りますが返り討ちに遭います。
一方命を取り留めた若頭は脱獄した主人公の義兄弟を麻薬漬けにして刺客として送り込みます。
主人公はどんどん送られてくるマフィアの刺客を倒しつつ義兄弟と対決して最後はタイマンで勝ちます。
追い詰められた若頭は主人公の父親に核を埋め込み日本を滅ぼすぞと脅し服従をさせようとします。
しかし主人公はお構いなしに若頭を殺し核爆発をしてエンドです。
いや~、監督兼主演の坂口さんはいい男だしいい映画を作りますねえ。
アクション畑と言うこともありアクションは見応えがありショボいCGもうまく使っていますねえ。
グロシーンはこのシリーズでは控えめでしたがそれ以上に下品なので楽しめました。
一番の見応えと言ったらやはり義兄弟が使っていた妹を改造した兵器ですかねえ。
見た目は素っ裸の姉ちゃんで防御しつつ股と口からミサイルを放つという奇抜すぎる内容ですね。
あとは若頭役の鶴見辰吾さんの下劣な男の演技が見事でそのあたりは流石ベテラン俳優さんでしたね。
お話はストーリー性はほとんど無く主人公が父親を殺した悪党を殺していくと言うシンプルな物ですね。
だから見る人によってはアクションも含めて単調に感じる人がいるかもしれませんね。
そんな感じの作品なので頭を使わないスプラッターアクションが好きな人には気にいって貰えると思います。