15作目はこんな演出辞めやがれ!と思ったDVDの駄作を…。
『ビギニング・オブ・ジ・エンド』
2009年アメリカ映画。同名カルトノベル実写映画化!名優デヴィッド・キャラダイン出演最新作。
全人類終焉のはじまりを描いた衝撃の感染パニック・ゾンビ・ホラー遂に解禁!
-あらすじ-
ある日突然、次々と人々が口から血を吐き死んでいった。新型のウイルスなのか?
理由も分からないまま、生き残ったマイケルたちは、ほかの生存者たちを探して、
崩壊した街を彷徨っていた。ところが信じられない光景が目に映る。
倒れていた死体が、起き上がり歩き始めたのだ。ただ目的もなくゆっくりと。
無数の死者が歩き回る都市を避け、郊外の一軒家に身を潜め生活していたが、
数日後、更なる恐ろしい事態がマイケルらを襲う。どこから集まってきたのか、
家の周りを取り囲むように死者たちが集まり始める。 マイケルは気づいた。
死者たちは音に反応し始めていることに、「確実に進化している」。そして恐れていた
その時がやってきた。新鮮な肉を求めて、朽ち果てた死体が襲いかかってきたのだった。
-感想-
制作者が何を描きたかったのか分からない映画でした。
人間描写を重視するのはいいんですが110分の映画のホラーですと退屈この上ないです。
その割には何が原因で人々が死んでゾンビになったのかと言うような説明はありません。
もちろん生存者達だけ何故生きているのかの説明も一切ありません。
しかも人物描写もぶれていてこいつがどういう人物なのか全然分かりません。
とにかくごちゃごちゃした制作者の頭の中を見させられているようです。
見る前は110分と言う長さからある程度のサバイバルな要素を期待しておりました。
ゾンビが襲ってくるのは90分近くとそれまでは意味不明な人間模様でした。
グロシーンはほとんど無く犬を襲うシーンだけですね。
まあ凶暴になるのは90分近くとごくわずかなので仕方がないですが。
いろいろ突っ込みどころはあるのはいいのですがこの作品は無性に腹が立つのです。
ゾンビのシーンや襲ってくるところなど画面がぶれるような演出をすることろです。
そんな演出はテレビ映画で放映していたバイオハザードで見たぐらいです。
一般放送で乗せる前提的なちょっとシーンをぼかすとか視聴者を馬鹿にしています。
むかつくことではないのですが変なカット割りが妙に気になりました。
やはり一般視聴者向けにテレビとか放映する前提の映画でしょうか。
序盤のいきなり人々が血を吐き出して死ぬシーンはいろいろ期待させてくれたんですが。
ラストも仲間の一人が犠牲になったところでぷっつり終わり何か置いてきぼりな締めでした。
ちなみにデビッド・キャラダイン最新出演作と書いてありますが出番は5分程度です。
生き残りの一人がバイクで出会った変な男役で特に重要な登場人物じゃありませんでした。
だからデビッド・キャラダイン目当ての人にはお勧めできません。