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畑で卵を見つけた時のお話です。
5月下旬に、主人が隣の畑で草刈りをしていました。
直径4センチ位。
蛇の卵か?鳥の卵か?
そこにさつまいもの苗を植えるため、
卵を置きっぱなしにはできず、
子ども達に踏まれないようにと
とりあえず家に持ち帰ることにしました。
ネットで主人が調べると、
どうやらキジの卵のよう。
近所の空き地には以前からキジが住んでいて、
普段からケーンケーンと鳴く声を聞いたり、
姿を見かけることがありました。
母キジとヒナが、列をなして歩く
愛らしい姿を見かけた年もありました。
主人が、そういえば今朝も近くで
キジが鳴いていた、と。
母鳥だったのかもと思うと、
切なくて、申し訳ない気持ちに…
持ち帰ってしまった卵を
どうしようか。
卵を畑に戻すことも考えましたが、
母鳥が安心して身を隠しながら
あたためられる草むらはもうありません。
違う場所に置いても、
猫や他の動物に襲われてしまうのではないか。
動物などが好きで、
いずれニワトリやヤギを
飼いたいと言っている主人は、
卵を孵化させてみたいと言い出しました。
卵をかえすには、24日ほどあたためるとのこと。
温度は37.5℃、湿度は70%前後をキープし、
数時間おきに転卵(卵を回転させること)が
必要とのこと。
自動転卵機能付きの物は、1万越えするため、
保温保湿のみのお手頃な物を注文しました。
キジは卵を少しずつ産んで置いておき、
数がまとまると温め始めるとのこと。
温め始めると卵にスイッチが入り、
孵化し始めるようです。
自然の仕組みってすごい。
その日は常温に置いておき、孵卵器が届くのを
待ちました。