バタバタとあっという間に夏至の日が過ぎていきました。
夏至の日、大江山の麓にある元伊勢内宮皇大神社では夏越の祓の神事があります。
ここ数年、通ってますが
今年は仕事と重なった。
朝から雨模様だったけど
お昼過ぎには雨があがり、お日様が顔を出したので
久しぶりに日室ヶ嶽に沈む夏至の夕日を拝めるかもと
仕事終わりに、階段をゼェゼェハアハア登って急ぎ気味で向かいました
夏至の日、伊勢の二見興玉神社の夫婦岩から登る朝日が見え、
丹後の元伊勢内宮皇大神社では、神体山の日室ヶ嶽の頂上に沈む夕日が見えるそう。
この2つを見ようと、伊勢から丹後まで1日で移動する人もちらほらいるようです。
二見興玉神社の朝日はまだ見たことありません
行く前から神事と日暮れには間に合わないかもな、と思ってた通り
夏越の祓の神事はおわり、
お日様もしずんでましたが
ちょうど日舞の奉納中だったので
笙と龍笛の音色に合わせての舞を
息を整えつつ、ゆっくりと堪能しました
その後麓に降りると
日室ヶ嶽に沈む夕日が見えました
みる場所によって日暮れも時間差がありますね
次の日は
大江山連峰をちょっとだけ散歩
航空管制塔がある所から、
鍋塚までを往復しました。
ちょうど2時間の軽〜い登山
お天気も良く、景色もよく見えた。
かつての丹後王国の一部だった加悦谷が見えます。
加悦谷には古墳時代〜飛鳥時代の古墳がたくさんあって、
ほとんどの古墳は、大江山の山々が見える場所に作られてます。
加悦谷からは、大江山連峰がきれいに見えるんです。
太古、大江山の山々は神々のいる山として、崇拝の対象だったんだろうと想像します。
大江山連峰は、およそ4億5000万年前に海底の地殻が隆起してできた、日本最古の地形のひとつでもあるそう。
たしかに、そう言われると地球の核の息吹が今でも感じられそうな気がしてきます
鍋塚の頂上からは、四方に山々が見えて、中でも目を引いたのが、青葉山でした。
青葉山には青葉神がいらっしゃるそうです。
1つの山に2つの峰がある青葉山は、東の峰に若狭彦、若狭姫が祭られ、西の峰に笠津彦、笠津姫が祭られています。
これらの神々を青葉神というようです。
そして、かつて青葉山には、陸耳御笠(くがみみのみかさ)という鬼がいて、
開化天皇の皇子であった日子坐王と壮絶な戦いを繰り広げ、陸耳御笠が討伐された
という伝説がこの辺り一帯に残っています。
古くから住む一族、先住民だった陸耳御笠が、
当時の王権に討伐されたということのようです。
青葉山、遠目からもなんか別格な感じがしました。
登るとまではいかないかもしれないけど行ってみたいな。
ここも鬼退治伝説が残る場所。
討伐された鬼が、最後ここに立てこもったとされる場所です。
花の季節、今年はたくさん恵みをいただきました