これから、治療内容が複雑なため、専門用語が多くなります。
旦那が脳悪性リンパ腫とわかってから、いろいろと調べましたが、情報は少なく手探り状態でした。
再発についての情報はほとんどありません。
患者さんの数は少ないと思います。
当事者ではなく、そばでみてきた家族の立場での経験話が主となりますが、私たちの経験がちょっとは参考になれば、と思います。
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入院後はだいたい検査三昧になるけど、今回もまた検査検査検査。
血液検査、胸部レントゲン、蓄尿、心電図、骨髄穿刺。骨髄穿刺は中枢神経系がリンパ腫に侵されていないかの検査です。
それから眼科、耳鼻科の受診。
脳のリンパ腫は眼内リンパ腫や、ブドウ膜炎といった病気も合わせて持っていたりするので、確認が必要です。
次の日に造影剤使った全身のCTとかまた腰椎穿刺とかだったのでは。
この辺は付き添っていないので、把握し切れてないけど、とにかく検査三昧。
この頃、顔の左半分は腫瘍で飛び出てきていて、ちょっと人相が変わってきてました。
白目がかなりでてきてました。
外来の診察時に、担当となるK医師に、
これって脳からの再発ですか?と聞いてみたけど、なんともわからなさそうな答でした。
脳原発の場合通常は、脳、中枢神経に再発しますが、旦那は脳には近い場所ですが、副鼻腔に再発しました。
脳悪性リンパ腫の鼻に再発っていう例はほとんど(まったく?)ないようです。
脳外科の主治医は、
もしかしたら、はじめは体のどこかが原発で脳はそこからの再発だったのかもしれない。だから鼻にできたのかも、そうだとすると脳原発よりは予後がいいことが多い、
という見解でした。
原発はどこなのか?ということは、どのお医者さんに聞いても、何とも言えない、わからない、判断が難しいようで、はっきりとした答えはなかったです。
でも、これがわからないと治療方針を決めることはできません。
これは私は最近知ったことなのですが、
入院始めに何回か行った骨髄検査の時に、抗がん剤の髄注(脊髄内への抗がん剤の注入)もやっていたそうです。
メソトレキセート、キロサイド、ブレドニンの髄注。
どれも、中枢神経系に効果のある抗がん剤。脳悪性リンパ腫の治療に使うものです。
病院の先生方は、最初から脳への再発を想定していたようです。
そうそう、脊髄・腰椎穿刺をやってくれたのは新人のS先生。
K先生の見守りと指導の下、
「左手でそこ押さえて! そうそう、そこ!」
「それはそこに置いた方がやりやすいやろ!」
「あ!!!」
などの声が穏やかに飛び交う中、30分以上かかって終わったそうで(笑)
骨髄穿刺はエビみたいに背中を丸めた姿勢で受けるので、30分ずっとその姿勢のまま(笑)
動かないでね!と念も押されて(笑)
みんな頑張ったんですねv(^-^)v
たぶんね、S先生、初めての骨髄穿刺だったんじゃないかなあ。
このS先生も担当医として加わってくれます。
一通りの検査が終わり、土日をはさんだ後、治療についての説明が2014年4月7日にありました。
入院後、いろいろと忙しく病院へ様子を見に行くことができませんでした。
腫瘍が更に育ち、複視になり、日常のことがかなり不便になっていました。
副鼻腔のすぐ近くは脳なのよね。。。
間に合うかどうか、治療の効果がすぐにでるか心配になってきました。