過日、知人の紹介で、ご相談を頂いた方に、ありあえず一通りの“交渉方法”をお伝えし、
融資申請に行かれたのですが、結果はNO。
この時点では、本当に、その依頼者さんの“数値的”な部分だけ見て、お伝えしていました。
私なりには、その結果には?を抱いたのですが、結果までのプロセスをお聞きしたところ、
まだまだ十分再申請が可能と判断し、申込先から言われた事の反論的なアドバイスをさせていただき、
合せて交渉のポイントをお伝えしました。
結果はOKでした。
この方も、当初は「難しいですよ・・・」からNOという結果に至ったので、
再度、私にご相談いただいたのですが、金融機関の“常套句”である、
この「難しいですね・・・」という表現を皆さん方は、どうとらえているでしょうか?
「そうは言うものの、何とかしてくれるだろう・・」なんて言うのは、まさに淡い期待。
基本的に、この言葉の意味するところは、NOです。
では、今回の方のように「難しいですね・・」と言われた場合は、「こりゃ駄目だな」と考えるべきでしょうか?
いいえ、またまた今回の方のように、それまでの交渉過程や方法から“落としどころ”を抑えれば、
このような結果になることも、決して少なくありません。
一度「難しいですね・・」と言われた場合、前述のとおり基本的にはNO回答ですが、
決してあきらめてしまうこともないというのが、今回の事例です。