前回の記事で、「“保証協会”の保証が、根本的にNO!出会った先の交渉状況について、ちょっと書かせていただきました。
結果が出ました、私の当初の予想とおり、OK!
しかも“満額(申し込み額)保証”です。
このお客様については、今だからいえますが(笑)かなりの時間が必要でした。
保証協会の意図するところを如何にして、こちらで汲み取ることができるか?
如何にして過去の誤解を解いていくか?
実際のところ金融機関や保証協会は、本当の部分を伝えてくれることって、ほとんどありません。
なぜなら、本当の意図するところをこちらに伝えて、それを改善して来た場合、今度は“謝絶”する理由がなくなってしまうからです。
つまり、言われたことをそのまま改善してきても、最終的な“可否判断”とは別物だからです。
“審査”というものは、あらゆる角度から判断します。
よく「“総合的”に判断して・・・」などという、あいまいな“謝絶理由”をもって、断られた経験をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、こんなところが正にそれです。
今回については私の経験を元に交渉を続けたのが、見事に“的を得た”結果かな?と“自画自賛”するとともに、お客様からも、「これで“保証協会”の玄関をお開けてもらえたことが、一番うれしい!」というお言葉もいただきました。
では、今日の本題である「本当に“大切”なもの」に触れたいと思います。
いくら“保証協会”の玄関が開いたとしても、最終的に“可否”を決定すること、つまり“融資”をいただけるかどうか?は、申し込み先の金融機関にかかっています。
今回は、その金融機関の担当者が、それこそ“誠心誠意”保証協会との交渉にあたってくれました。
しかも、比較的“零細企業”に冷たいとされる、メガバンクです。
さらに、今までの取引暦など“皆無”に等しいくらいのお付き合いしかなかった金融機関です。
通常私は、あまり金融機関の方に自分自身のキャリア(融資経験です)をお伝えすることはない(担当者によっては、担当者自身よりキャリア豊富で詳しい人物は、疎ましがられることが少なくありませんので)ですが、今回は当社から積極的に私のキャリアを公開した上で交渉したのですが、とてもよく理解してくれる担当者でした。
実際のところ、今回のように、担当者の“出来・不出来”で、通る案件も通らないことは決して少なくありません。一番大切なのは、もちろん“数字”であることは、間違いありませんが、このような“運・不運”が左右することもありえるんですね。
担当者とよい意味で“懇意”にすることが、いかに大切なことなのか!
改めて実感するとともに、皆様方もぜひ“実践”していただきたいと思います。
ちなみに、まさにメイン取引をしていた信金は、保証協会の最初の言葉で“尻尾を巻いて”退散しました。
残念ながら、私が在職していたところです。