今日のタイトルを見ていただくと、大半の方は「だって“赤字補填資金”て、金融機関は融資してくれないでしょう?」と思われるはずです。


当然、皆さん方が融資申請の時点で、あからさまに「今回は、“赤字補填資金”です」なんていえば、その時点で“謝絶”になります。


では、本当に金融機関も皆様方のお申し込みが、前向き(純粋な)の“運転資金”だと思っているのか?といえば、答えは“NO”だと思います。


でもほら、その辺がいわゆる“魚こころあれば、水心”、“以心伝心”て訳です。


もし、???が生じたならば、巷で言われている“所要運転資金”の算出式に、決算数値や(もし会計の自計化をされているのであれば)試算表などを入力してみると、あら不思議“所要運転資金”の必要性が出てこないのではないか?と思います。


それよりもまず、自社の“決算”が、本当に真実のものだとお考えでしょうか?


私も何度も、また多くの“コンサルタント等”が言うように、中小企業以下の規模の“決算書”は、作り上げるものですから、はっきり言ってその“信憑性”が乏しいのは、間違いない“事実”なんです。


たとえば、公共工事等の入札資格を得る場合でも「“赤字”はだめ!」ということで、なんとか“黒字”にされているかたも、決して少なくないはずです。そう考えると、それほど(純粋な)“運転資金”て、少ないんですね。


それでは、なぜ金融機関が応じてくれるのか?

それこそが、皆さん方の今までの“お付き合い”によるものなんです。


ただ、金融機関もそんなことは“百も承知”ですから、やはり金融機関との日ごろの“お付き合い”って、とても大切なんですね。