このところ、私が経理関連をお手伝いしている、知人の“事務所”に“メガバンク”数行から“融資”のプレゼンテーションが電話でありました。


メガバンク 「本日は“融資”のご案内ですが・・・」

 私 「前に他行さんからも、そのようなご案内をいただきましたが、所詮“マル保”しかも“セーフティーネット保証付”でしょう!」


メガバンク 「それも含めてのご案内です」

 私 「では、プロパーで対応いtだけることもあるのですか?」


メガバンク 「その辺は、担当のほうにも伝えて起きすので・・・」

 私 「“マル保”なら、今の取引金融機関のみで、いつでも対応頂けます。あえて、新規の貴行に“マル保”の枠を使う必要はありませんが!」

 

メガバンク いや、“金利”についても、当行は、十分納得いただける数字で対応させていただきますので。」

 私 「“金利”のみの問題ではないんですよ!それに“マル保”であれば、既存取引先でも御行以上の数字で対応してくれていますので。もし、後発である貴行が、当社に“融資”を進めてくるのであれば、“プロパー商品”で勧誘いただけなければ、当社には、まったく“メリット”がありません!」」


メガバンク 「・・・・・・・・・」

 私 「また、メガバンクさんは私どもの規模の事業所であれば、仮に取引が始まっても、その後まず“プロパー”を進めることなどありませんからね!


こんなやり取りをして、電話を切りました。


以前他の“メガバンク”から勧誘があった時も、まったく同じようなやり取りの後、結論として“マル保”以外では、対応できないといわれました。


まあ、“メガバンク”の中小・小規模に対する“融資勧誘”なんて、所詮この程度です。


依然お伺いしていた、とある地方の“保証協会”の方とお話しした時には、「当協会は御社に対しては、○○銀行と、○○銀行以外から“保証依頼”があっても、受け付けないと思いますよ。なぜなら、今の2行は御社に対し、積極的に“プロパー”を取り込んでくれていますから。そういう金融機関からの“保証依頼”を優先することが、最終的に御社の“資金繰り”の役立つと考えておりますから」と言われたことがありました。


“金利”やその他の“誘惑”で巧みに“マル保融資”のノルマを達成させようという“甘い罠”に、中小・小規模の事業者さんは決して惑わされず、そんなことがあったら、まず既存取引先の金融機関にご相談されることを、強くお勧めしますよ。


なにしろ“イザ!”となると、“逃げ足”が早いうえに、簡単に“手のひら返し”をするのが“メガバンク”ですからね。


まあ根本的に、中小・小規模事業を育てるなんて言うのは、“メガバンク”の業務ではありませんから、仕方ないとも思いますけど・・・。