ゆーくん、年長さん。
早く上手になりたいのでしょう、
ぐりさんの生徒さんにしては珍しく (笑)
あまりムダ話をせずにかなりの量を弾きます。
そして テキストの曲が終わって
「ぼく、ネコふんじゃった弾けるよぉー」
うそんっ?!弾いて弾いてっ!!
ゆーくんのは、かわいい黒ネコだったねー♪
先生は白ネコも弾けるんだよー!!
(ハ長調~♪)
「ぼくも やりたいやりたいっ!!!」
子どもは見て聴いてマネして どんどん弾けるようになりますね。
続けて『黒いチューリップ』 『黒いメリーさんのひつじ』もやって
「あ!! 先生、ぼく思いついた!!
白いラーメン屋さんと黒いラーメン屋さんッ!!」
プハハハッハハッハゲホッ
ぐりさんも子どもの頃、半音ずつずらしながら
いろんな曲を弾いて遊びました。
いわゆる全調移調というやつです。
もちろん先生のところでなんかやりません、いや、やれません汗
それが何十年もたってから、
思いがけずこんなところで活きるとは笑
そして、これをいちから教えなくてもできてしまう生徒さん。
ちょっと教えただけで自分のものにしてしまう、
コアな楽しみ方をわかってくれる!!
興味や関心の根本は 幼少の頃に学んだことや、
体験したことだったりするのかもしれません。
ゆーくんにも、どんな形でもいいので
そんなときが訪れると嬉しく思います。
あら・・
これは
ネコが・・ふんじゃった・・
福岡ぐりむ療育とピアノと学習の教室です。別ブログやXの過去記事にコメントを加筆して書いていっています。
2009年の記事です。
『子どもの創造の芽』の記事の ゆーくんです。
https://ameblo.jp/gurimu-hattatsu/entry-12818630474.html
彼には、ぐりさんが『ピアノのせんせい』としてイメージしていた
子どもたちと一緒に繰り広げたかったことを
やらせてもらえた、いえ、教えて頂けたと感謝しています。
『チョップスティック』という曲があるのですが、
もちろん、ゆーくんは知らない曲なので
ぐりさんが弾くのに合わせて「ソ」の音だけ連打してセッション
何回か繰り返すと、ぐりさんから教えられるでもなく、
ゆーくんも理屈なんてわかっていないけど
勝手に二拍三連とかぶっこんでくるような
そんな生まれながらにして才能をもった生徒さんでした。
あのときのたまらないグルーブ感は、
今でも ぐりさんの宝物のひとつ
捉われないってこういうことなんだな
音楽ってこういうことなんだな
ゆーくんと一緒に本当にたくさんのことを感じました。
多くの情報を簡単に手に入れられる時代です。
お金を出せば体験できることも多くあります。
ですが、ただやって終わりで何の実感も伴わずに
通り過ぎていくだけのことが多いことも、また事実。
大人になってから ふとした時に思い出す
あの体験があったからこそ今がある
そんなこと思ってもらえるような、
生徒さんとの関わり方、レッスンの提供を心掛けて
お子さんたちと一緒に世界を広げていきたいと思っています。