2019年 シン・ヤンジュン監督 キム・イングォン主演
韓国版だと
日本版だと
うわ、全然イメージ違ってきますよね。
で、見たらやっぱり面白くて韓国版のパッケージですよ。
あらすじ
さえない銀行員のヨンウクと美術商のヨンギュンは、すっかり熱が冷めてしまった倦怠期の夫婦。ある日、ヨンギュンが勤めるギャラリーに夫の銀行の副頭取・ミンシクが訪ねてくる。魅力的なミンシクに惹かれたヨンギュンは、衝動的に肉体関係を結んでしまい…。
登場人物
ヨンウク(キム・イングォン)
銀行員。友達への融資が担保無しで先輩行員と監査対象危機に。途中から済州島の支店長で単身赴任。
妻とは月に1回だけの夜の営み。お互い会話も希薄になっていて…。
何に驚いたって、冴えないイングォンさんが!モテまくる!
熟女から若い行員から迫られる。で、非常に不本意ながら致す流れもそれっぽくて面白い。今やドラマにもたくさん出られてるけど、まさかこういうイングォンさんを見るとは!でもイングォンさんらしい役でした。より好きになっちゃいました。
ヨンギュン(イ・ナラ)
キュレーター。銀行の副頭取と関係を持ってしまう。
この映画の好きなところの一つに、ヨンギュンの中年女の真面目さに共感してしまうのよね。不倫してても全然ハッチャケられないの!
あとキュレーター、いつも素敵な服を着ていて!細いのにナイスバディ、変にセクシー過ぎずで少女のようなかわいさがありました。エクボかわいい。
チャン副頭取(ソ・テファ)
ヨンウクの銀行の副頭取。バツイチで、女性関係はたくさんあるけど凄い遊び人という感じでもない。でも見ているとえ?こんな女の人が他にいるんだ、え?この人とも昔付き合ってたんだ、とわかる。
ヨンギョンが寝てからわりとすぐに別れを切り出してきて、初めて女に振られた!となって、ちょっとジタバタする。
目隠しプレイを2回目でする奴。
韓ドラで若い俳優のシャワーシーン見過ぎのせいか、この人のお風呂に浸かってるシーン鎖骨や肩に『お爺さんみ』を感じてしまう。
ヘイン(チャン・ガヒョン)
融資後逃亡してるミョンソプの元妻。ヨンウクはこの人にミョンソプの携帯番号を聞きに行くが、半ば無理矢理襲われた形で寝てしまう。切符のいい性欲旺盛熟女でした。
ジェスン(イ・ソイ)
支店でトラブルを起こしたので、異動させろと支店長として命をうけるも、異動したくないジェスン。
元カレが元支店長のチェ・ムソンすがるムソンさん必見!
ヨンウクのことも積極的に狙いにいく。女豹のような女子!でもギリギリ拒絶するヨンウク。
最初は酔った雰囲気とか、寂しさとかもあるだろうけど。
ヨンギョンがえー?!こんなすぐ副頭取に行くかねぇ?やっすい不倫モノですか?と思いましたが…。
2人とも、相手にぐいぐい来られて、妻に(夫に)申し訳ない…がぐるぐる。
そして、迫力のある(性欲モンスターと言うべきか)ヘインやジェスンの女2人のキャラが面白い。けっこうサッパリしてるのですよねぇ。
対照的に、副頭取がちょっと湿っぽい。とは言え、女にモテる俺!がベースにあるからドロドロにはならないこの映画。
そして、うまい具合にこれで夫婦仲が良くなるっていう。変に不倫をお互いに懺悔しないのが、リアルです。知らないふり。
うまく行き過ぎなのかもしれないけど、ヨンウクもヨンギュンも何故か見ていて許せる。そして、脇役も何故かけっこういい人に見えてくる不思議。性欲に忠実だったのね…うんうん、て思えて
イングォンさんの床シーンは、不倫相手だと押され気味の受け身で、いやらしさよりコメディ感強め。
最後の妻との気持ち入ったシーンはけっこう良かったわ(通して見ないと、その良さはわかるまい)
カラッとしたコメディテイストの、不倫映画でございました。