2017年 チョン・ピョンギル監督
キム・オクビン主演
あらすじ
犯罪組織の殺し屋として育てられたスクヒは、育ての親ジュンサンに恋心を抱き、結婚する。ところがそんな矢先、ジュンサンが敵対組織に殺されてしまう。スクヒは復讐を実行するも国家組織に拘束されてしまい、国家直属の暗殺者として第2の人生を歩み始める。
登場人物
スクヒ/チェ・ヨンス(キム・オクビン)
少女の頃に目の前で父殺される→ヤクザのジュンサンに殺人マシーンとして育てられて、結婚→ジュンサンを殺した組織に1人で報復しに行き壊滅させるが国情院に捕まって、組織の殺人マシーンへ。
国情院に連れてこられた時には妊娠していたので、訓練所?みたいなところで出産もする!娘のために第二の人生を。
ジュンサン(シン・ハギュン)
組織の親分でスクヒの親代わりで夫。
前半のふんわりヘアは良かった〜。
そういうシーンは無いけど娘っ子時代から知ってるのに結婚するとか気持ち悪いわな。
ヒョンス(ソンジュン)
スクヒが国情院に連れてこられた時から裏では国情院の職員としてずっと経過を見てる人。スクヒが訓練所から独立し、第二の人生スタートする監査役として隣人の「妻に先立たれた愛嬌ある独身者」として接触。
クォン部長(キム・ソヒョン)
訓練所で冷徹な教官。スクヒの桁外れな武道スキルを買う。妊娠してることを知らなかった自暴自棄なスクヒに、子どものためにも国情院で暗殺者として10年働けば将来金銭安泰!と言ってやる気にさせる鬼。
ミンジュ(ソン・ミンジ)
訓練所の同期。スクヒを慕う。
キム・ソン(チョ・ウンジ)
スクヒをライバル視する同期。外に出てから現場でけっこう絡んでくる。
謎の訓練所
この謎の国情院訓練所、料理や舞台俳優、バレエの養成所とかがあって、外に出た時の職業とか、暗殺のために色々訓練。
個人の部屋も監視されてる。
スクヒの娘の誕生日をお祝いしたり。決して無味乾燥な日々ではないけども大袈裟な青春描写は無い。
ウネにはにこやかだけど、基本情緒無さそうな女、それがスクヒです。
謎の訓練所にいる、ヒョンスみたいな国情院の男どもがモニター見て、殺人者として鍛えられてる女を品定めチックに軽口叩いてるシーンは「うわー、なんか酷いわー」と思ったけど。いつしかスクヒの性格等々手帳にメモしてるヒョンスです。
外の世界へ
スクヒはウネとアパートに移り、昼間は舞台俳優が職業で、国情院の任務もこなす。
お隣さんのヒョンス、あまりに馴れ馴れしいのでクォン部長に「変な人が隣人、身元紹介して」と
でも意外に打ち解けて。
ちょっとこれには驚きー。
ほんのりいい感じになるチッスシーンもあり、アクションノワール映画苦手な人には嬉しいポイントなのでは〜
自分が死んだらウネが天涯孤独になるという部分もあり、優しいヒョンスに心を許す。そして結婚。
それぞれの上司はクォン部長なんだけど、スクヒだけはその状況を知らないの可哀想だったわ。
でもヒョンスも本気でスクヒを愛していて、作戦に失敗して同期のミンジュが亡くなってしまった日とか、スクヒの状況を知ってるだけに懸命に慰めてあげたり。義娘のウネとの関係もかわいい父娘って感じで、ソンジュンほんと、良かったわー。
そして、復讐
次のターゲットが、死んだはずの元夫ジュンサンで、動揺するスクヒ。
自分の結婚式で、部長から指令。
ライフルから見ると、ほうれい線でハギュハギュじゃあないですかっ、て、すぐわかるやつ。
この映画、過去の出し方もうまく。「魔女」とか「キルボクスン」「バレリーナ」などのアクション多めだけど心理描写部分少なめ?ドライなノワールに物足りなさ感じてる人はこういうの好きなのでは。
キム・オクビンですから、アクションがとことん凄かったです。
冒頭の一人称カメラ?目線で組織の輩を処していくオクビンさんの強さよ。
バイクに乗って日本刀とか、
車の窓を割って片手でハンドル操作して前のバスに追いつく曲芸師かよ?なオクビンさん
こうやって撮ってるんだ〜とおったまげました
もちろんハギュハギュのアクションも良かった
元夫、騙されたいけど、現夫ソンジュンもなかなか良かったゾ。
情緒を取り戻して平凡な人生を送るのが夢だったけど、そうは問屋がおろさないっ!
それがノワールの宿命よ〜
話としては「ニキータ」なので展開は読めるのですが。
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