2021年 チ・ジニ主演
イギリスBBCドラマリメイク
あらすじ
弁護士である妻ヨンスと幸せな家庭を築いていた主夫ジョンヒョン。彼には長年隠している秘密があった。ある日ヨンスは官僚の犯罪を扱う高捜処の処長に選ばれる。一方でジョンヒョンはある男にヨンスの処長就任を阻止しろと言われる。
登場人物
ハン・ジョンヒョン/イ・ソッキュ(チ・ジニ)
元安企部要員、実名イ・ソッキュの名を隠しハン・ジョンヒョンの名で作戦中にヨンスを愛してしまい、会社(安企部)退職し、イ・ソッキュの人生を捨て結婚。
主夫として家族を支える。
チェ・ヨンス(キム・ヒョンジュ)
学生時代から民主化運動員でジョンヒョンとは警察に連行中出会い助けられる。無実の人を救う人権派弁護士へ。その弱者の味方な経歴は素晴らしく高捜処(大統領をも捜査できる組織)の処長として友人である大統領秘書からオファーがくる。
2人の青年時代
ヨン・ウジンとハン・ソナ
この2人が相当に！良かった。特にヨンスは面影があるのよね。
息子 スング(ユ・ソンホ)
自閉症。父と一緒に自転車屋を経営。
娘 スンミ(イ・ジェイン)
高校生。今時の子だけど家族想いの優しい子。
イム・ヒョンラク(ホ・ジュノ)
安企部→国情院企画調整室長
国のため！と人殺しもサクッと。こいつに行き着くまでヨンスたちけっこう時間かかったわ〜。
ト・ヨンゴル(チョン・マンシク)
安企部要員→国情院企画室アルファチーム長
安企部時代からジョンヒョンには並々ならぬ嫉妬心を持つ、嫌〜なキャラだけどどこか同情してしまうのよね。いつもホジュノにボコられたりご馳走してもらったり。
オ・ピルジュ(クォン・ヘヒョ)
元安企部係長でジョンヒョンとヨンゴルの上司だった。今はレンタカー屋経営。万年係長だったので今でもソッキュから係長と呼ばれる。人情味に溢れたキャラのようだが。。後半ジニーとの関係性は胸熱。
パク・ウォンジョン(チュ・ソクテ)
国情院金融本部長。
あのヨム班長がもっとイヤラしくなって降臨。
ヒョンラクの下で働くのはヨンゴルと同じだけども、金融界の申し子みたいな顔して、公務員の位も低い現場で働くヨンゴルを見下す感じがナイス〜な選民思想野郎。
コ・ユンジュ(ハン・ゴウン)
元安企部要員。麻薬の潜入で、薬依存もあり、ネットカフェに出没。若い頃ソッキュが好きだった。ヨンスは夫の人間関係全く知らないのに、この人は要員なだけあって馴れ初めから裏事情まで全部知ってるからその点でもヨンスは可哀想というべきか…。
ヒョンラクの恐るべき正体を暴く証拠を持っていて、それをヨンスに渡そうとする。
ペ事務長(イ・ハヌィ)
ヨンスの弁護士事務所の事務長兼大家さん。
ずーっとヨンスを支えてきた素晴らしいおじさん。「オメオメ…」と方言がめちゃかわいい。ヨンスが高処長になるのを反対するが、一緒に着いていき公務員になれることも喜ぶ。
ソン・ミソン(ペ・ユンギョン)
弁護士事務所の事務員で、同じく高処長に就任したらこの子もくっついて棚ぼた公務員へ！しかし、この子は後半「こんな仕事出来る人だったの？」と、目の付け所が1番冴えて悪の枢軸に斬り込みまくってて驚いたわ。
チョン・チョルフン(カン・ヨンソク)
広域捜査のサイバー刑事だったが、「何か気になる」と事件を1人でウロチョロ捜査しヨンスと出会う。そしてその正義感に目をつけられて、ヨンスに一緒に高捜処に来ないかとスカウトされる。ジェイデン史上最もかわいいキャラ。ペ事務長とミソンとドンウ、この4人でわちゃわちゃするのがほっこり。
チュ・ドンウ(チェ・デチョル)
国情院派遣検事、昔ソッキュとヨンスの息子の事件の担当検事だった。ヨンスとはその点では対立関係だが、派閥に属してない仕事できる人としてヨンスは高捜処にスカウトする。
主役になれそうな面白いキャラで、孤高で喧嘩も強いけどいつもお菓子食べてるし、「9人兄弟です」と後半カミングアウトするけど兄弟多そうに見えない(どーでもいい)！
その他悪爺とかたくさんっ、きっとラテさんが書いてくれる…はず！
主夫ジニーの1日
4人家族の主夫ジニー。
「朝ごはんは全員で」が決まり。
娘は中学生。
息子と自転車屋を経営してて(お客来るのか知らんけど)
多分その仕事もあるしー、
犬の散歩もしなきゃならんしー、
私が韓ドラ見てカーブス行って韓ドラ見てる間にもジニーはとにかく忙しい。
高処長になった妻ヨンスのオフィスの前のビル借りて監視しなきゃならんし、(って、汝矣島とかなら相当高くないか？お金はジニーのヘソクリなの？主夫財テクもやってんの？)
ヨンスの仕事の危機を覆面で救うし、
(脱北者をヨンゴル達に拉致されたのも1人で奪還する)
私が風呂掃除まだしてないのに！潜入、監視、尾行…鯖の味噌煮にワカメスープ。
時間の使い方がお上手なのよね〜
たま〜にミスって捕まる。でも元要員だからパトカーに入れられたとて、逃げられる。ジニーの落ち着きぶりがすごいです。
でも約束の時間に帰って来られず、自閉症のスングに厳しく断罪されがちなジニー。スンミの三者面談とかここに入らなくてよかったよ
嗚呼、スーパー主夫ジニー。
激アツな時代
2人の出会い、学生時代や子育て期も出て来ます。
「なんでこんな一生懸命なの？」とヨンスの事を最初はそんな目でみていたジニー、あ、こん時はヨン・ウジンっ。
お互い惚れるしか無い状況よ。
この学生運動家連行する例のバスの中で1人VS機動隊でも勝つジニーよ。
標的である学生運動家テヨル(キム・ヨンデ)
彼と実際に酒を酌み交わしたり、ヨンスと交際していく中で、ソッキュの中の安企部としての信念はどう変わっていったのかなぁ。
ヨンスって、「政治的な人」と言うより非常に泥臭くて真っ直ぐで、困った人を放っておかない優しくて強い人。
その信念が眩しくて「考える事をやめて指令に従うだけの安企部要員」という人生を捨てて、ヨンスの不条理と闘い続ける人生を支えることで誇りを取り戻したかったのかなあ。
質素さがたまらない、素敵な2人の結婚式。
手作りステンレス指輪もたまらない。
こんなに愛し合う夫婦なのに、
バレた時はほんと悲しかったわ〜。
だって、ジニーはひたすらヨンスを守るために行動していたし。本当に家族が大好き。
ヨンスが怒る理由も痛いほどわかるし。
最初は浮気を疑ったよね。元要員のユンジュが来て、一方的ハグをされるのを目撃しちゃうし。
スーパー主夫ジニーが浮気するわけないんだけども。
いや、カヤグム職人の主夫も浮気するらしいし？
(カナさん情報byワンダフルワールド)
せっかく高処長としてホジュノの悪事を突き止めたいのに、自分の夫が元安企部で身分詐称なんて大スキャンダルだもの
どうなる？どうするヨンスや〜っ。
表と裏から悪を攻める
ヨンスたち高捜処がチーム一丸で、ヒョンラク(ホジュノ)の悪事を突き止める！
民間人の死から始まったこのドラマ。
実はその人も元要員で、ジニーの同僚だったのですが。なのでジニーも単独で調べ始める。
証拠をヨンスに渡そうとする度に、皆殺されて自殺扱いになる…。
アクションの中で、
「奪われた〜
」と思っていたブツも実はここにありましたー的なやつも何回か出てきて「くぅ、ジニーってばやるう！」と小躍りしたくなる。
天賦の才があるとしか思えん
と、係長も脱帽するくらい、ジニーは要員としてのスキルが異常に高いの。
主夫で足を洗ったはずなのに、久しぶりに再会したヨンゴルがマンシクちゃんになってお腹も出てるのに、ジニーは動けるのよ〜
トム・クルーズもびっくり。
勘が鈍ってなくて驚き。
「久しぶりなのに、現役の俺より強いってどゆこと？」と、勝手にアテレコしたわ。
ヨンゴルもといマンシクちんの嫉妬がまた増長。
泣けるポイントも笑う場面も！
ジョンヒョンとして家族と生きると決めたので、実父にばったり会っても知らない人を通すシーンは泣いたわ。孫だよ〜と、抱かせてあげたかったろうな。
学生運動中の無実の罪で収監されてるジョンホは膵臓癌末期で無期懲役で。
彼の弁護士を学生時代からしているヨンス。この2人の会話のシーンだけで泣ける。勝訴はしたけどもう彼の人生を取り戻せないよね…。
高捜処チームの関係性や、成長。信頼関係が最高でした。この人たちだけでもドラマ成立するやつです。面白くて笑った笑った。ジェイデン可愛かったです！
ジニーが若い頃からわりと大人しいキャラで、無愛想でもないのですが穏やか。弁護士依頼人含めて様々な人と関係があるヨンスに比べて、偽りの人生を生きてるから極力人間関係も持たないで生きてきたジニー。そんな彼が中年になって久しぶりに係長やにっくきヨンゴル、若い頃抱いてと言ってきた要員のあの子、と再会。家族には見せない面を中年パートで見られて、過去パートがまた出て来て。ジニーと青年期ヨン・ウジンの演技もここで繋がり良かったわ。
事件、家族愛、ラストのその後の皆さん、ぜーんぶ良かったです！
