2023年 ソ・イングク主演



あらすじ

大学を卒業して5年、就職に失敗し続け6年付き合って別れた彼女から久々に連絡が来たと思ったら結婚するという報告。期待していた面接でも不合格通知を受けたチェ・イジェ(ソ・イングク)は自ら命を絶つことに。

彼の遺書を見て怒った”死”を名乗る人物(パク・ソダム)により、「12回の生と死」という審判を下され、12回の多様な人生を経験することになるが……。


  12回の人生の先の豪華な俳優陣

突拍子ない展開や、ソ・イングクのキャラがまるで少年漫画のノワール系キャラみたいで「お、おう…」と最初は戸惑います。死、ことパク・ソダムとの舞台のような演出でやり取りするシーンでは毎度自分の事しか考えずに「俺は不幸だった!」と怒り吠えまくるイジェに見てるこっちも苛つきます。投身自殺てアンタ、下に誰かいたらどうすんの?とか、お母さん可哀想、とかね。

しかし、そこから「多分近々必ず死ぬ」人生の人に転生するイジェ。

その他人たちが、韓ドラには欠かせない豪華な役者陣で、その人が今までどんな人生だったかをイジェも記憶としてわかるシステム。

無茶苦茶な設定だけど、その勢いと、転生先の人のなかなか大変な人生も多種多様で!

いじめ、財閥の争い、虐待、闇バイト、裏社会の抗争などなど。ジャンプなら毎週一位取れるやつだわ!とワクワクっ。


  ​毎回刺激が強い

イジェが中身の、全然違う人たち。

毎回「あっけなく」その人生が終わる。

そこに抗おうとし、生きる道を開拓しようとするイジェ。特に、イ・ジェウクに転生した時は、若いし喧嘩も強いし最高の身体ラブラブと喜ぶイジェですが。

前回関わった人が、また関わっているので知るはずのない情報も引き継いでるのでうまいこと作用して、有利に動けたりして!

イ・ジェウクがまた、上手いのですよー♪


まるでゲームのように、殺されるもんだから…

見ててこっちもゲームプレイヤーな気分で「くっ…またやられた…」となる。

そして【死ソダム】ちゃんにドヤ顔で、ワッハッハ、思い上がるなっ物申すとドーンされるのよね。


 隠された真実

自分は可哀想、一辺倒だったイジェ。

イ・ドヒョンになって、恋人と再び出会ってからは勘違いだったあれやこれ、に気付いて。


そして、最初の面接で面接官だった財閥のキム・ジフンが、ずーっと関わってることに、気がつき始めたり。



後半になり、

サイコパスvsサイコパス


連続殺人鬼のキム・ジェウクに転生するイジェ。

ここは凄かったなぁ。

殺人鬼で殺人鬼を殺めようと計画するイジェ。


血飛沫の似合ういい男達。

ここからは、

復讐するために、計画的に動き始めるイジェ。

刑事オ・ジョンセに転生し、キム・ジフンを追い詰める展開に。

弱腰だった刑事が、イジェが中身に入ってからは命も顧みないヒーロー刑事に!


うーん、ジャンプっぽい!いいね、わかりやすい展開っ。

そして、【死ソダム】ちゃんの、

「お前って全然わかってないな!」の全編通してのドヤ顔。漫画キャラらしいわっ。




安心してください、最後は感動のフィナーレで着地できるドラマでございました。


強力班のアホどもチャン・スンジョがやっぱりあっけなく死んだのと、髪型これじゃ無い感あって、そこは残念でした。