2022年 クァク・ドウォン主演


あらすじ

チキン屋経営のピルスと、スタートアップ企業代表のソクはひょんな事から貸金業をする謎のお婆さんの豪邸に同居をすることになる。

ピルスは賃貸契約のため、ソクはお婆さんに融資してもらうため、お婆さんの過去の「担保」を元の持ち主に返す仕事もするけど、簡単には見つからなくて…。



登場人物

ク・ピルス(クァク・ドウォン)

元格闘家で、学歴は無いけど仕事も明るさと努力でそれなりに。大家に理不尽なことを言われ、次に住む家がないピンチにお婆さんを助けると、条件付きで豪邸を借りられることに。

妻と息子を愛するちょいうるさいお父ちゃんって感じで。明るい商人のドウォンさんがほんと新鮮でした。悪知恵とか野心とか、殺しも無し!


ズッ友だよ アシュラ





チョン・ソク(ユン・ドゥジュン)

ソウル大出のソクは、自分で作った「ご近所さん」アプリを売り出すために、投資家の元へ。

創業メンバーの親友に裏切られて、色々ピンチに。

父が借金をしているお婆さんに、父の借金も返すから自分にも金を貸してほしい、担保は俺で、と頼む。

いつも淡々とこなすソクが、けっこう好き❤️ピルスみたいなちょい昔の熱いおじさんとは正反対で。



ナム・ソンミ(ハン・ゴウン)

ピルスとソクの物語と思って見たら、ソンミと息子の事もテーマで。韓ドラあるある、教育熱心オンマで、いい大学に行くことがいい人生、幸せになれると。

これって、ピルスが学歴なくて、マンションよりチキン屋経営を選んでしまったことへの反面教師にずっと見えた。モテモテ人生でピルスを選んだことは、彼女の人の良さなのだろう。


ファン・ウノ(キム・テフン)

ソンミの同窓生で、ソンミの事が好きだった。独身。

偶然ピルスの店に入り、ピルスと意気投合し飲み友になる。たまーに見るキム・テフン。今回はちょいいい男でっ。

1番地味にむかついたのは応答88の、お兄ちゃんの主治医役。ラミランさんが心配しまくるのに、めちゃ塩対応だったー。


チョン・マングム(パク・ウォンスク)

闇金融業界の有名人。

ピルス一家とソクを家に住まわせる。闇金だからちょい怖くて、でも擬似家族みたいになってくれるピルスたちに希望も見出す?

ディアマイフレンズの役が印象的だったな。


ジュンピョ(チョン・ドンウォン)

ピルスの息子。好きな子がアイドル志望で、練習スタジオに行き自分も感化。やりたい事がヒップホップということを親に言えずに勉強に集中できない。

韓ドラの若者がラップやりたがる率、けっこう高くない?たまたま私が見る作品に多いだけか?日本よりやはり韓国の方がラップ浸透してますよねー。


イ・ミンジェ(チョン・ジェグァン)

ソクの親友で創業メンバーだったのに、意見の違いからソクを裏切る。

「シェアオフィスで何してる?」の元カレ!犯罪都市のマンネ!嫌な表情の表情筋が上手すぎてムカつく顔だったわー。


オ・スルギ(チョン・ダウン)

ウェブデザイナー。最初はミンジェの会社に入るが、ソクを手伝い、退職してソクと合流。恋愛要素はひと匙くらいだけど、なかなか良かったなこの子。潜入弁護人で殺される子の時はミステリアスセクシーだったけど、今回はテコンドーやって元気いっぱい系。


ミジャ(パク・ソンヨン)

ソンミの同窓生であり、ママ友。

「ヒップタッチの女王」も、絶賛並走していたから何だか嬉しい。学生時代は面白キャラで、ウノに片思い。今はお金持ちと結婚し、教育ママに。


 価値観の融合

最初ピルスが古い頑固オヤジなのかな?と思っていたら、家族のために頑張る姿や、妻に申し訳ないと思っているところも好感触。


終始満面の笑みのドウォンさんに、なかなか最初馴染めない泣き笑い


妻のソンミは息子教育費のために働く息子中心の人生。でも、性格は嫌味のない人で。

旧友のウノからトキメキを与えられても踏み止まって良かったわ泣き笑い


【いい大学がいい人生】という価値観に、 

「それはお母さんの幸せであり僕の幸せではない」とハッキリ言う息子。


ピルスは息子が好きなことを見出したことに親としては喜びを感じていて、でも妻の言ういい大学に行くのもこの国では必要…ということも痛いほどわかる。

また、同居するソクが数学を教えてあげるものの、じゃあいい大学を出たソクは大企業に勤めているのか?と見れば、スタートアップ企業で苦労しつつも人生楽しんでいる。

ソクの開発したご近所さんを繋げるアプリが、このドラマのテーマにもなっていて。


力の無い者が寄り集まって力を発揮する、助け合う。


ソクのアプリのおかげで、チキン屋もじわじわと盛り返していく。


アプリという「今」の時代のものと、オッさんおばさんたちの「昔」ながらのお節介が融合して、相乗効果を得られる展開が面白かったです。


お婆さんの過去と、ソクの家族の過去も同時に進行して。


ソクの亡くなった母の携帯を担保として持っていたお婆さん。

お婆さんのソクへの贖罪となった母の形見。

最後は納得のいくまとまり方だったかな。


しかし、あの豪邸はどーなるのかな?

そこだけ気になったわ指差し




 残念なお知らせ

けっこうBS朝日のこの枠、好きだったのに悲しい



 毒戦2

11月17日

ハレルーヤッです!

ハン・ヒョジュにゾクゾクします。