2022年 ソン・ジュンギ主演のドラマ
あらすじ
スニャングループの社員ユン・ヒョンウ。財閥家に尽くしたのに、あっけなく切り捨てられ縦断に倒れる。目を覚ますとソウルオリンピックを控えて民主化へと突き進む1987年だった。
なんと、スニャングループ創始者チン・ヤンチョル会長の末の孫息子チン・ドジュンになり二度目の人生を歩むことになる。
登場人物
ネタバレになりそうなので、今回は登場人物への愛だけ書く方式にしまーす。
チン・ヤンチョル会長(イ・ソンミン)
歴史の偉人に出会ってしまった感をヒョンウと共に体験ツアー。
亡くなるまでもう目が離せない。
この眼鏡と、眼鏡の反射光。
背中の丸み？猫背感がすごい。
いつも子どもたちとその配偶者、孫がギャーギャーうるさくて、その対比で会長がとにかく怖い。
訛ってるのと、喋りと動きの独特の間合いが相手を緊張させて、貫禄が半端ない。今まで見たドラマの中の権力者で1番ドキドキさせられるー。
ドジュン(ソン・ジュンギ)として生まれ変わって、会長の本や歴史を知っている圧倒的有利なヒョンウ。
こんな優秀な孫、気に入らないはずがない！なんだけど、会長のドジュンへの態度も、一筋縄ではない。
そんな複雑な祖父と孫の気持ちの絡みが本当に良かった！
孫を家族として純粋にかわいがる気持ち（しかも経営哲学自分にそっくり）と、後継者として冷徹に自分の命かけて作ったスニャンを任せられるかどうかを切り離すチン会長の心の葛藤が、もうっ。
この眼鏡が欲しいよっ
イ・ソンミン最高だー
ヒョンウ/ドジュン(ソン・ジュンギ)
ヒョンウの時は、ひたすら従順な犬。貧しい家で苦労した。
ドジュンに生まれ変わって水を得た魚のようにスマートに振る舞う感じが視聴者としてワクワク
だって株でも何でも、常に一歩先を向いて戦略立てられる。見ていていいぞーとなる。未来人やっちゃれー！
家族なのに足を引っ張ってくる伯父さん伯母さんいとこたち。敵が多すぎてとにかく大変な財閥家。
オ・セヒョン(パク・ヒョックォン)
投資家。ドジュンの仕事パートナーとなる。
投資家として百戦錬磨だのに、ドジュンの先見の名にいつも目を白黒させる。原田大二郎ぽい圧の強さ！この人がいるからドジュンもある意味自由に動けたわよね。
ソ・ミニョン(シン・ヒョンビン)
ソウル地検 検事
スニャングループの死神と呼ばれる検事。
ドジュンとはソウル大学法学部で出会う。
正義感のある性格。ドジュンを好きなのに、財閥家を買おうとするドジュンの権力闘争に検事として関わらざるを得ない可哀想なミニョン。ミニョンの青春返してあげて！仕事に邁進しすぎて気が付いたらアラフィフって可哀想。
イ・ピルオク(キム・ヒョン)
実子3人以外に、愛人の子ユンギを育てて、その孫も受け入れたのはこのお婆さんなの。立派な方だわ〜、と。1番常識あって、公正な方と信じていたわ…。お婆さんの描く絵は素敵。落款印の朱肉は印泥だから何度も半紙で押さえてやらないと付いてしまうのよ〜
長男一家
チン・ヨンギ(ユン・ジェムン)
ヌルヌル、ジェムンさん、長男というだけで経営能力はなかなか厳しそうなキャラでした。それが会長や息子も苛つかせる。でもでも、この「おまぬけ感」は嫌いじゃなかったわ。
ソン・ジュンレ(キム・ジョンナン)
貸金業社長の娘なのがコンプレックス。男の子を産んだ長男嫁としての意地がすげぇ。
チン・ソンジュン(キム・ナムヒ)
大好きナムヒさん
最初あの父だから馬鹿なのかな？と思ってましたが、視聴者の見ていないところですげ〜苦労したんだよソンジュンは。特に映らないけど倉庫会社とか飛ばされてましたよね
そんな苦労人ソンジュンを推すわ。同じ孫であるスマートなドジュンに対抗意識を持つ。あんな毛穴レス男子に負けるなと思っていたわ！
モ・ヒョンミン(パク・ジヒョン)
二度目人生でヒョンミンに会ったドジュン、まさか気に入られてしまい、ソンジュン見合い後にロックオンされる。バックトゥザフューチャーのおかんに好かれるマーティー状態に。こいつが1番怖かったわ。チン家の人たちみんな爪が甘くておバカで可愛げあるのに、この嫁さんは抜かりなし！ところでこの夫婦、どうやって子どもこしらえたのかしら
ボディクリームぬりぬりした後にそんな事があったのかしら。
次男一家
チン・ドンギ(チョ・ハンチョル)
長子継承に1番不満を抱える次男。
兄よりは頭の回転早くて、会長も商売人の素質ありと認めているのよね。
ニルスのレックスみたいに、ずーっと悪巧みしてる割には成功率低い…みたいな。出てくるとドジュンに必ずハメられるから面白くて！
ユ・ジナ(ソ・ジェヒ)
名門出身、教養と美貌で自尊心高い。成金の長男嫁や女優の三男嫁とはレベルが違うと軽蔑している。
なんか、あまり印象残らなかったわ〜。
チン・イェジュン(チョ・ヘジュ)
韓国のパリス・ヒルトン。
途中海外にいたから出番なし、会長死後に久しぶりに見て誰コイツ？状態に。あまり活躍しないまま最終回を終えたよね。
長女一家
チン・ファヨン(キム・シンロク)
ファヨンが出ると、「アボジィー
」と泣いたり叫んだり大変賑やかなり。どうしてこの旦那と結婚したのか2人の馴れ初め見たかったファヨン百貨店没落物語の回、好きー。このアイメイクも好き〜
チェ・チャンジェ(キム・ドヒョン)
もうこの夫婦1番好きっ。
ドヒョンに唆されてすぐ鼻息荒くやる気満々になっちゃう婿殿〜
小物感はパク・ホサンと肩を並べる？
三男一家
チン・ユンギ(キム・ヨンジェ)
チン家の庶子。継承争いに関心持たないでいた。
映画会社経営。ところが息子のドジュンが会長に似てきて才能開花すると、この父の秘めた欲望が…？
とにかく地味なお父さんで、お父さんというより秘書みたいだったわ。
イ・ヘイン(チョン・へヨン)
女優。継承争いにドジュンが巻き込まれて心配する。なかなか優しい素敵なお母さんで良かったわー。
チン・ヒョンジュン(カン・ギドゥン)
ユンギの長男。
最初面倒な兄貴か？とヒヤヒヤしたけど、弟ドジュンの才能に嫉妬することなく我が道を行く自由な兄貴で良かったー。財閥家の孫とは思えない感じが癒し。
秘書たち
イ室長(チョン・ヒテ)
スニャングループの管理人。会長の最高のパートナーで友人。
キム室長(ホ・ジョンド)
ヨンギの秘書。顔色伺いは超速。
この方が1番、若い頃から年配まで幅広い顔だった！
憎たらしい奴だわ。
ハン代理(パク・ジフン)
もー！
ドジュンを救ってくれたり、かわいい秘書だった。
ハン代理がいなかったら…と。最後は辛かったわ〜。
この方、「怪物」のジュウォンの家庭教師！出てるドラマいつも忘れちゃう
番外編
デヨングループ会長(イ・ビョンジュン)
好きでした！愛すべきライバル財閥の会長。
民主化も通貨危機もライバルがいたからスニャンも乗り越えたのよー。出てきてイソンミンとわーわーやり合いするの楽しみだったわ。
ここが知りたい財閥家
正心齊（チョンシムジェ）デカすぎ！
何部屋あるんだろう～。長男夫婦の部屋もどうなってんだろうと、間取り図見たくなるっ。
（元釜山市長公邸で現在は市民に開放された文化空間とか）
金の眼鏡持って、釜山旅行でここで写真撮りたいわ。
庭の手入れは外注よね。
ソウル市長になって呼び出された婿殿の、自信過剰な感じ面白かったな。
はー、子ども心に恐ろしい場所だったか、いやワクワクだったのか。
お手伝いさんたち
こういう財閥家のお手伝いさんたち、何人くらいいるのだろう。こんなにたくさんいるのに、ご飯作る時は嫁も登場していてお手伝いさんの意味って？お手伝いさんたちの組織も法人にしているのだろうなあ。
収支とかどうなってんだ
それぞれの一家の年収や資産がどのくらいなのか、興味津々。
株の〇％がたぶんドエライ金額なんでしょうけども。土地とか建物とか、役員報酬いくらなのかとか。「女性自身」とかに載ってんのかなぁ
1987年から現在まで振り返る
いけいけどんどんだったあの時代から、あの通貨危機。
ソテジワアイドゥル解散、そしてW杯や9.11（同時多発テロ）、クレジットカード促進による債務超過、リアルな経済背景とともに庶民目線で財閥３世として経営を行うドジュン。それに対して苦虫を嚙み潰したような顔になるヤン会長。
「持てる者が持たざる者の気持ちを考える必要はないだろ」と毎度バッサリ切り捨てる資本家。
ファヨンの百貨店の話の時も、描写はされなかったけども彼女のせいで下請け業者がどんな苦しい思いをしたのかしらと想像してしまいました。そのたびに、無力な貧乏人ヒョンウの父の顔が・・・。
ドジュンが懸命にスニャングループを手に入れようとしても、簡単にはいかないこのゲームに毎回ハラハラ手に汗握りました。
終わり方も私は満足！
ヒョンウの目線、ヒョンウのフィルターとして、ということなので、容姿問題は自分の中では気にならず。
全くダレることなく最後まで楽しめるドラマでした！
ソン・ジュンギのお肌、どーなってんの？
