2021年 キム・ソヒョン主演のドラマ

 

昨年末から週一放送で、毎週大興奮で視聴しました。

 

あらすじ

 

6世紀半ばの高句麗。国王の長女、ピョンガン王女は聡明で正義感が強く、将来は父の跡を継いで君主になり国を守るという夢を持っていた。

一方、国境を守る順奴(スンノ)部族のオン・ヒョプ将軍の息子オン・ダルは、父に憧れる無邪気なわんぱく少年だ。朝廷では強大な力を持つ桂婁(ケル)部族のコ・ウォンピョがほかの2部族と結託し、王座を奪おうとしていた。ヨン王妃はピョンガン王女を連れ、ひそかにオン・ヒョプ将軍に助けを求めに行くが、敵の陰謀により、王宮に戻ることなく殺されてしまう。逃亡中にオン・ダルとはぐれたピョンガン王女は行方不明に。そして、オン・ヒョプ将軍は部族の民を守るため、王妃を殺した逆賊の汚名を着せられ命を落とすことに。8年後、記憶を失っているピョンガン王女は、「カジン」という名で、高句麗の王族を襲う刺客集団の一員になっていた。やがて、カジンに、国王を暗殺しろという命が下される。そのころオン・ダルは、目立たぬように「バカとなって生きろ」という父の遺言に従い、山奥で養母とひっそり暮らしていた。やがて偶然再会した2人は強くひかれあっていくが…。

 

  時代考証が難しい高句麗

 

高句麗ってデカいんですねー不安

北の敵めちゃくちゃ強そうだから、戦大変そう。

 

 

監督インタビューより

時代考証が大変でストーリー開発が難しいのであまり制作されていない高句麗作品。

原作小説のピョンガン姫が王宮を追放され、刺客となり、窮地の高句麗を救うという点と、オン・ダルが普通の武将とは違い国のためにではなく、ピョンガンのために血みどろの戦いの先鋒となる。それに脚本家が興味を持ち、そこがこの作品のポイントでもあると。

再撮影の苦労も大変だったけれど、当初の撮影では至らない部分を補い追加することも可能だったので、より完成度の高い作品になったとのこと。

後半は新羅のチヌン王が出てきて、あっヒョンシクじゃないwと思ったり・・。

 

完璧な成長型冒険史劇

 

もうドラクエにしか見えない。

(またドラクエ話ですいません)

ドラクエ好きにはたまらないドラマ、

ドーンストップマーイラーブ~カラオケドラクエを止めないでー。

 

オン・ヒョプ(カン・ハヌル)がパパス(ドラクエⅤ)に見えて

 

 

 

監督は最初タルはカン・ハヌルでキャスティングしたかったとのこと。このタルの父『オン将軍』がめちゃくちゃ素晴らしかった。回想で登場するたびに胸熱!涙!

 

 

幼少期、父の背中を見て

父亡き後も山の中でのびのび逞しく育つタル(ナ・イヌ)

ドラクエで言えば…まあ主人公なのでしょうけど。

ドラクエの主人公って喋らないからキャラが薄くて、(ユーザーが自己投影し易いようにかな?)

韓ドラドラクエ支部のはむはむさんと協議した結果、タルはホイミンじゃないかしら説

(ドラクエⅣのモンスター、仲間になるスライム)

もはや人じゃなし!

注意殺生したくない

注意剣使いたくない

注意優しい平和主義者

ホイミしてくれるところが癒しキャラ。

 

最初は素朴なお馬鹿キャラでしたが、カジンを愛する気持ちで「剣」を使う決意。もちろん親父の剣を墓に取りに行き、錬金してもらう流れもドラクエの勇者感が!

 

 

カジン/ピョンガン姫(キム・ソヒョン)はおてんばなアリーナ姫(ドラクエⅣ)に見えて

父に「お父様、なぜあんなことをしたのですか?」と尋ねるシーンは胸熱!

母の王妃役も演じたキム・ソヒョン。凛とした美しいは素晴らしかった!

本当はこの人が王になれば1番いいのだろうなぁ。

 

 

モヨン(チェ・ユファ)妖艶さからマーニャ(ドラクエⅣ)に見える!

新人だったので周囲の反対もあったと監督。でも、彼女の雰囲気はモヨンのキャラにピッタリ。

 

コ・ゴンを想うが報われない悲しいスパイ

 

 

カジンの小さい頃からの師匠だったコ・ゴン(イ・ジフン)がテリーとクリフトを足して二で割ったキャラ。

冷たくてタフな雰囲気が最高。後半暴走して主演級に!
 

​カジンを幼少期から想うが報われない。モヨンの事を自分を見るようで苛立ち、利用する悪い男。

悪い2番手って、めちゃくちゃ惹かれる!

「恋慕」のナム・ユンスとか史劇2番手いい人過ぎて気の毒になっちゃうけど、野心がある2番手は凄くいい目がハート

闇落ちしてからが波瀾万丈すぎて、2番手の最高最悪なその後の人生を演じきってくれてありがとう。


 

全員強くてありがとう!

第一話、戦場にいるピョンガン。

(広大な戦場に金かかっててのっけからゾクゾク。)

 

 

まず!

師匠ゴンとタルがとにかく強い。

正統派な剣士コン。

 

 

山の中で鍛えられたタル、剣なくても仙人みたいに強い。やっぱりパパスオン武将の背中見て育ってきただけあるわ。

カジンも刺客として生きてきたから王女なのにめっぽう強い。

刺客仲間も強い。

 

強いの万歳!

 

史劇はやっぱり…

 

求む、強い男、四角い肩(byラテさん求人)
ムサ苦しいおっさん希望(byカナさん)


史劇は絶対…

 

リアルでなきゃ!薄汚れた顔!薄暗い照明!

(byはむはむさん)

 

史劇は何と言おうと


壮大で高揚感あるBGM音符これで戦場シーンも血湧き肉躍るし鼓舞されます!
(by こま)


サンキュー、演出!高句麗時代は華美よりワイルド、荒々しくカリスマのある美術になるよう工夫されたとのこと。

そして、あみさんの言う通り、薄暗い史劇の中においてナ・イヌの白い歯が印象的歯

 

師匠勢ぞろい 

 

山でのほほんと育ったタルを、武人にする過程が成長物語として大変面白い、好きな展開なのですが。

最初はカジン自ら剣を伝授。

途中からは…

「太陽の末裔」で車修理して、「スタートアップ」でウェイ系だった彼!

ウォルガン(チョ・デグァン) 

元武将で僧侶に、修行してもらうタル。

この僧侶のスピリチュアル系?ブッダみたいな修行で、洞窟の中で目覚めるタル。最後までキーパーソンだったわ。

 

ピョンガンの師匠は幼少期はコ・ゴン。

次は、

天誅房(刺客)お頭トゥ・ジュンソ(ハン・ジェヨン)

占い、薬、武術、と弱みが見当たらない。

行き倒れたピョンガンを拾い、妖術で記憶を無くさせて刺客に育てあげた人。ピョンガンの強さはこの人のおかげでもあるから悪キャラでも憎めない…。

あと江原啓之を彷彿とさせるわ。

 

幽霊谷村長サ・ウナム(チョン・ウク)

人望ある強い頭感が好きー


コ・ウォンピョ側近コ・サンチョル(ユン・ジュマン)

眉毛からして強いに違いないわい。

とにかく強い輩がたくさんいる!

 


親父たちは困った奴ばかり

平原王(キム・ボムレ)

 

コ・ウォンピョにまんまと騙されて、王妃を疑って、王妃亡き後は精神的におかしくなり。前半大丈夫なんかいこの父ちゃん?と常にハラハラ!中盤から顔つきしっかりしてきて軸もどしりと強い王に。


 

 

コ・ウォンピョ(イ・へヨン)

ケル族部族長で、王座を狙う強欲な奴。現王妃と不倫関係で、前王妃を死へ追いやった。

ゴンの父で、全ての悪の元凶。

ボイスの刑事さんだわ〜驚き悪なんだけど、ちょっと凄みが足りない?

王様と天誅房頭がガタイが良くて強面だから、線の細さが少し頼りなさげに見えて。頭脳系悪人だからいいのか。ディズニーアニメの細い悪人みたい泣き笑い

息子であるゴンはどんな気持ちでこの父といたのかと思うと、ラストはこの父子の複雑な絆にも涙。 

 


2人のドキドキ距離感速度が絶妙

このドラマ、いわゆる初恋同士のピュアなラブストーリーでもありますが…

最初こそカジンが記憶喪失だし刺客業という立場から喧嘩もあるけど、タルが一途なのがいい!駆け引きなしの素直なやつ、大好物ですキューン

キスのバリエーションが、回を追うごとにグレードアップしていくのも良い。(しかし、キスシタン事務局長あみさんの言う通りドナルドでした笑い泣き)

基本ワンコキャラのタル。

カジンにご褒美みたいにキスを与えられるけど、修行明けたらタルが男になっていて、リードする感じもたまりません。(ラブ要素は本当にジスじゃなくてナ・イヌでありがとうございますドキドキ)

 

カジンは王女なのに武人でもあるから、戦出る気満々。それなのに、13話でついに合房、と思われます。これはもしかして…

 

戦へ向かう途中の山越えで、

 

まさかの妻が…

 

倒れて、

(嫁はフローラじゃなくビアンカだと幼馴染/初恋/結婚で王女ピョンガンぽさがアップ)

 

ご懐妊

全少年が、三次元より先に

ドラクエⅤで初めて妻を娶り、

ドラクエⅤで妊娠を報告されるという、

RPGで戦闘じゃなく人生予習をさせられたもんでした…ってまたどーでもいい事を!

普段は韓ドラ純粋すぎるからはよ寝ろ!と思う私も、カジンやー、これから戦だっつーのに、合房して大丈夫なのかな?と心配しちゃいました。

注意ドラマでは懐妊してません!


王宮に戻ってからは、何でも一人で背負ってしまうカジンを心配し、寄り添うタルが素敵。

城を抜け出して城下町デートもいただきました!


 

サイドカップルの行方

コゴン、自分に想いを寄せるモヨンに冷たいくせに、

 「心の扉は開けておく!」

と魅力したり。

スパイのモヨンを手懐けて、ついに15話で合房恋の矢

朝チュンでは、ゴンの眼差しの熱さが本心なのか、任務なのか、

「特別な人だ」「帰したくない」

と言葉攻め。

合房後は、むしろゴンの方がモヨンにZOKKONになっていないか?という展開に

ゴンのデレをありがとう!

後半新羅で落ちぶれていくゴンは正直見ているの辛くなりましたが。


全員レベルアップ

姉が居なくなって病弱文学っ子の弟ウォンも


姉が王室に戻ってからは武芸に励んで後半父のピンチを救うまで強く成長!

ただ王様になってからは同一人物とは思えないキャラ変にビビりました。



最初はキャラ変受け入れられないと思ったけど、姉に嫉妬し疑心暗鬼になる若き王を生々しく演じてるなぁと思うように。


タルは将軍になって、徐々に精神的に落ち込んでいく過程が丁寧に。愛する人のために剣を持つけど、結局耐えられなくなり山にこもってカジンと離れ離れ期間よく我慢(何が?)できたね。


二転三転ラスト

ラストはもう、アンデー!ピリピリと叫びまくりましたが。

韓ドラらしいと言えば韓ドラらしいラストだったのかなぁ。


私の妄想劇下差し

王宮離れて一般人になったカジンが、モヨンと町で再会。

未亡人同士意気投合。

未亡人を集めた寡婦村を作る2人。少しずつ、身寄りのない女たちが集まり始めて。

そして、話は李氏朝鮮、「ノクドゥ伝」へと続く…to be continuedキラキラ 


ノクドゥ伝も、王女ピョンガンも、どっちも好きな韓ドラ史劇になりました。

女は強いな!ラストのモヨン、1番綺麗だったわ。モヨンは男がいない方が正解だね。