2020年 ウ・ミンホ監督、イ・ビョンホン主演。
1970年代、韓国大統領の直属の機関として絶大な権力を振るった韓国中央情報部 (KCIA)。そのトップだった元部長が亡命し、アメリカの議会で韓国大統領の腐敗を告発する証言を行う。さらに回顧録の出版を進めようとしていた。これに激怒した大統領は、現部長に事態の収拾を命じる
詳細はラテさんのブログが凄いです!
パク大統領は長期独裁政権の末期状態。
パク大統領に縁故で引き立てられ立身出世を続けた彼が、何故大統領を暗殺したのか?
ラテさん風に、「キム部長は、いったいなぜ?」です。
元KICAのパク・ヨンガクを止めに行くキム部長。
クァク警護室長のイ・ヒジュン。
25キロ増量です!
この方がパク大統領に取り入り、キム部長の立場が危うくなる。
大統領が各地で起こっているデモ隊に対して、本当にサラ―――っと酷い事言うんです。命令するんです。
イ・ソンミンさん、喋り方が不気味。(パク大統領本人に似ていて驚いたとビョン様)
目が怖いです。人たらしなんだろうけど、自分の命令でやった事に対してあっさり掌返すのも怖い。
段々と本性表す警護室長と喧嘩をするキム部長。
この喧嘩シーン、ビョン様いはく、アクションもないし、めちゃくちゃになりそうだなあと本番突入したら、
傷も残ったらしい。
うん、ラテさん、これは猪木でしたわ。
元KCIAのパク・ヨンガク部長。クァク・ドウォンさん、山城新伍感強め。
凄みがありました。
逃げて逃げて助かったと思ったけど、靴も履いていない自分。ラストの表情。
腹心に裏切られた「本能寺の変」と似ていると言われているけど、時代はつい最近。79年です。
韓国のあの独特のアニキ文化というか、すごく親しくしている間柄での暗殺。
妄想膨らみます。
もちろん、キム部長はこんなことをするために革命を起こしたのではない、と大統領に対しての失望が強まっていったのでしょうけど。
印象に残ったシーン
第三位
ヘリコプター
警護室長に「閣下がオマエは残れと 席もない」とヘリコプター目の前で言われ失意のビョン様。
そう言った後、25キロ増量の室長ことヒジュンさんがヘリまで走っていく姿がおもろいんだけど!
第二位
盗聴
大統領と警護室長の会話を盗聴するビョン様。
その涙が辛い!室長退室後、独りで歌う閣下の声をじっと聴く。ビョン様の悪口言うの泣く。
しかもその悪口を、その後また巻き戻しして聞くのよー。ソニーのウォークマンでなっ
第一位
マクサ
大統領と一緒にマクサ(マッコリにサイダーを混ぜる)を飲んで、苦楽を振り返るシーン。
二人っきり恋慕感
「あの頃は良かった・・・」と2人日本語で言うのよね。これも、ああ、そういう時代から苦楽を共にして、革命を起こして、一応経済を立て直した(功績面)大統領でもあるのよね。
大統領の決めセリフ
「好きなようにしろ」
「君のそばには私がいる」
だがしかし、俺に言ったそのセリフ、警護室長にも言うとはな!
とにかく全員凄いけど、感情面を表情でやるしかないイ・ビョンホンのアップが多いのですが。「どうしたらこんな表情演技できるの?」と。
シリアスな史実ものですが、設定がアレなんで若干不純な目で見てしまいました。(若干?)
あ、将軍が児島(ソ・ヒョヌ)でした。
大統領暗殺後も、また軍事政権が。児島の不敵な笑みで終わったわ。
ビョン様のインタビュー見てなるほどでしたわー。
こまのmy pick