2014 チャン・チョスル監督、キム・スヒョン主演。
北朝鮮のエリートスパイが南で課せられたミッションは馬鹿になりきり生活することだったー。
前半は本当にこういうコメディあるよね、というシリアスな風で笑いを投下する感じが続き。
web漫画原作っぽいノリですかね。
少しずつ、実は北の人です、新規で北の方がまた来ましたという展開が話に変化をもたらします。
スパイにしてはあまりにも平凡な南の日常に焦りや苛立ちも感じつつ、南に慣れゆく自分も怖くなるキムスヒョン。ライバルだった同志がどんなミッションなのか、居候先の老婆への想い、北にいる母へ書く投函できない手紙。
中盤は同志や後輩と平凡な国の青年のような日を過ごすけれども、最終盤はやはり切なく。
北がスパイたちに告げた最後のミッションは非情すぎて。
こんな話でしたが、
私はこれはイヒョヌが主役の切ない系ラブストーリーなんじゃ?と思いました。
彼女は嘘を愛しすぎてる、で、パクボゴムっぽい方だな〜と思っていた彼。ヘルメット被ったらわかんないわ。
相当美味しい役どころでした。
キムスヒョンのミッションは馬鹿を演じる、なのに、
イヒョヌは
キムスヒョンの近所に住む綺麗なOLパクウンビンの弟のチェウシクの高校に入ってスパイを監視する?ミッション。制服とか着てズルくない?
彼は幼い頃からキムスヒョンが好きで好きで憧れて、出世しました!という生え抜きエリートらしい…。
彼のキムスヒョンに対する好き好きオーラが半端なくて、
ライバル同志パクギウンも嫉妬し始める(ように見えるのはきっと私だけ…)
キムスヒョン周りの南の住人にトラブルがあれば
自分が首折ってきます! と懇願。
殺しちゃダメだよ、とスヒョンにとっちめ方を指南されてめちゃくちゃ嬉しそうです。
パクウンビンが上司に夜道セクハラされてるのを心配するキムスヒョン、を見て嫉妬し出すイヒョヌ(に見えるのは私だけです、はい)。かわいい❤️
後半はイヒョヌの深い愛に応えるべく、キムスヒョンも包み込んだ〜!と興奮する私。
前半馬鹿を演じすぎて、ほとんどキムスヒョンのかっこよさ恩恵を享受できずにいましたが、後半のアクションより(師弟対決とかどうでもいいわ)、とにかくヒョヌを包みこんで倒れて雨に打たれる若い北のエリート2人の愛よ〜
北の軍団にちょろっと北訛りオムテグさんがいたにも関わらず、もうずっとイヒョヌのワンコ攻めに、参った参った。
ありがとう、イヒョヌ