ディープインパクト超えが続出!高騰する種付け事情
馬産地ライターは現代の生産事情にも起因すると指摘する。
「今やノーザンファームだけで約1000頭、社台グループ全体で約2000頭の繁殖牝馬がいます。社台スタリオン繋養の種牡馬からすれば、種付け相手は困らない状況なんです。近年はシンジケートを組む種牡馬も減っていて、外部からの種付け料を稼ぐより、グループのいい繁殖につけて優秀な馬、高く売れる馬を生産するという流れにシフトしつつあります。社台グループが持つ種牡馬をグループ内の肌馬に種付けするなら、行って来いの種付け料は別にいくらでもいい。少しでも高く設定したほうがブランド価値を高められますし、ヘンなお客さんも減らせます。同時にヨソから優秀な馬が出る可能性すらも下げられますからね」
※競馬の天才!2025年1月号「今月の悪魔の壁穴」より
先日社台スタリオンステーション繋養種牡馬の2025年度種付け料が発表されました。
最高価格2000万円のイクイノックス・キタサンブラック・キズナを筆頭に、1000万円超えは9頭。
ディープインパクトのような3000万、4000万円台の馬はいないものの全体的に値上がっている印象です。今は馬が高く売れる時代なので種付け料も上昇傾向にあります。
社台グループのシンジケートから自家ブランドへの切り替えは上手いやり方だと思います。
グループ内からどんどん名馬が誕生してそれを繁殖に上げてまた生産してとサイクルを回していけます。
長期的に見れば種付け料で一時のお金を稼ぐよりブランド価値を高めていくほうがはるかにいいわけです。
とするならば社台グループの種牡馬の種付け料は今後も上昇傾向は続くでしょうね。私みたいな零細馬主には厳しい時代ですがこれからも社台グループ生産馬を買っていきたいと思います。
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