先日中山馬主協会の研修旅行で韓国・ソウル競馬場を見学してきました。
外観
パドック
ソウル競馬場は韓国の京畿道果川市注岩洞にある競馬場です。最寄り駅は韓国鉄道公社果川線の競馬公園駅。
1989年に開場されて今年で35年が経ちました。
ちなみに韓国にはソウルとチェジュとプサンに競馬場があります。
コースは芝コースはなくダートコースのみで
・外回りのダートコースは1周1800m
・内回りのダートコースは1周は1600m
・外周の高低差は4m、ゴール前の直線は450m
基本的に土曜日と日曜日に開催しています。
1日12競走あってそこは日本と同じです。
7月の初旬から8月の初旬にかけて夜間にもレースを施行しているようです。
9月に行われる国際招待競走・コリアカップ(ダート1800m、国際GⅢ)、コリアスプリント(ダート1200m、国際GⅢ)が国内最大の競走。
5月に行われるコリアンダービー(ダート1800m)、11月の大統領杯(ダート2000m)、12月のグランプリ競走(ダート2300m)が国内G1競走として実施されています。
韓国でのレースはすべて、内国産馬のレースと外国産馬のレースの2種類に分けられます。
内国産馬は獲得賞金によって5つのグループに分けられ、外国産馬も同じ基準で4つのグループに分けられます。
すべてのレースは内国産馬・クラス1・3歳以上というように、馬の生産地・クラス・年齢によって組まれます。
競馬場の入場料は2000ウォン(約200円)
外国人用の特別室があります。正装の賓客には新グランドスタンドの5階にある特別室も用意されています。私たちはそこの部屋で観戦しました。
馬券の種類は、単勝・複勝・連複、連単・ワイド・3連複の6種類があります。3連単はありません、
1シートで100ウォン(約10円)から10万ウォン(約1万円)まで購入できます。
4レースほど馬券を買いましたが最終レースで的中して収集はちょいプラスで終わりました。
韓国でも競馬場の達人っぷりを発揮しましたかね
場内はこじんまりとした感じ日本でいう地方競馬場のような雰囲気でした。
KRA関係者に聞いた話では、韓国国内で3頭所有すると馬主登録ができるようです。
韓国のサラブレッドの値段は約200万円程度。預託料は月15万円程度。
総賞金はレースにもよりますがクラス6で3000万ウォン(約300万円)、クラス2で9000万ウォン(約900万円)ほど。
最も総賞金が高いレースはコリアカップ(16億ウォン=1億6000万円)、コリアスプリント(14億ウォン=1億4000万円)
韓国競馬は基本的に賞金は安いようです。岩手や名古屋のような水準かな。
レースは白熱していて面白かったです。シルクレーシングっぽい勝負服が見えて応援してしまいました(笑)
場内には人がたくさんいて熱気を感じました。ファンの年齢層が若干高めなので若い人がやるようになるとよいと関係者の方は言ってました。いま若者向けの競馬施設を作ってるようです。
韓国競馬がもっと発展してレベルが向上して韓国馬が国内外で活躍することを期待しています。
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