【無敗馬除外】国枝調教師 JRAの抽選方法に苦言 | ぐりぐり君の個人馬主ブログ

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GI抽選対象“何が正解なのか” (東スポ)


出走すれば間違いなく上位人気に推される素材され排除してしまう現システムは、ブラッドスポーツや興行的側面から健全とは言えず、これを“あしき平等主義”でないと誰が言い切れよう。
国枝栄調教師は、「GIで一番人気になるほどの馬の運命さえガラガラポンで決めようってんだから、主催者の姿勢としてはいかがなものか。JRAには優秀なハンデキャッパーがいるんだから、頂点を決めるGIくらいはレーディングによる選出があっていいのでは。それで除外なら誰も文句は言えないし、おそらく馬券を買うファンのニーズにも応えられはず」と自身の経験も踏まえて語った。

 

※今日の東スポ 「トレセン発秘話」より一部抜粋









先週はデアリングタクト号が秋華賞(GI)を制覇してJRA史上初の無敗で牝馬三冠を達成しました。
その秋華賞の前のレース(大原S-3勝クラス)で同じく無敗の3歳牝馬レイパパレ号が勝ちました。この馬は秋華賞に登録してたのですが抽選になってこちらのレースに回ったのです。
勝ちっぷりが鮮やかだったことから、「秋華賞に出てたら勝ち負けしてた」とか「除外になって残念だ」とかいう声が聞こえてきてます。


過去に1勝馬が抽選になってGIを制したというケースはあります。
たとえばリオンディーズ。11月にデビューして新馬勝ち。年末の朝日杯(GI)に抽選をくぐり抜けて出走して見事勝ちました。
それからジョワドヴィーヴル。こちらも11月にデビューして新馬勝ち。年末の阪神JF(GI)に抽選をくぐりぬけて出走して見事に勝利。

逆のケースもあります。
ミッキークイーン。2015年の桜花賞を抽選対象(3分の2)の身で非当選となりました。
その後ミッキークイーンは勝ち進んでオークス(GI)→秋華賞(GI)を連勝。幻の三冠牝馬とまでいわれました。


このように馬の運命を現行の抽選システムで決めてしまうのは正直どうなんだろうなと思いますね。
同じ持ち賞金でもまったく同じレベルの馬ではないわけですから。
国枝調教師がいうようにレーティングで決めるのもいいのではないでしょうか。
競馬ファンが望むようなレースを作り上げることがJRAの使命のはずです。