アロースタッド種牡馬展示会2019レポート | ぐりぐり君の個人馬主ブログ

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先日私のマネージャーがアロースタッドの種牡馬展示会に参加してきたのでレポートします。
 
 
 
今年のアロースタッド展示会は新種牡馬のシャンハイボビーなどを含む31頭が展示(新種牡馬ダンスディレクター、新種牡馬ハギノハイブリッド、ポアゾンブラックは展示されず)された。中でもギャラリーの注目は新種牡馬シャンハイボビーで、展示会終了後にも再度展示が行われ、熱心に馬体をチェックしている生産者の姿も見受けられた。今回は新種牡馬と注目馬を中心にレポートしていきます。
 
 
 
シニスターミニスター
 
(受胎条件200万円)
アロースタッド種牡馬展示会のトップバッターを務めたのは、昨年同スタッドで最多の種付頭数を記録したシニスターミニスター。これまで産駒は一貫してダートに特化していたが、昨年ゴールドクイーンが新設重賞の葵ステークスを優勝し、父に初の芝重賞勝ちをプレゼント、新たな一面を見出しました。8歳までG1で勝ち負けを繰り返したインカンテーションのように成長力も十分で、馬主孝行な種牡馬として今後も活躍馬をコンスタントに送り出しそうです。
 
 
シャンハイボビー

(受胎条件200万円)
アロースタッドが鳴り物入りで導入した期待の新種牡馬ですが、日本に輸入された4頭のうち、さっそくハクモクレンとマリアズハートが新馬勝ちし、日本への適性の高さをあっさりと証明した形になりました。もちろんダートが主戦場となるでしょうが、馬体をじっくりと観察していると、配合次第では芝にも対応できるのではと感じさせる雰囲気もあります。
日本で誕生した産駒を競馬場で目にするのは3年後のことですが、覚えておいて欲しい1頭です。
 
 
ヤマカツエース

(受胎条件50万円)
現役時代に同馬を管理していた池添兼雄師が展示会に駆けつけ「ケガもなく丈夫に走り続けてくれた馬。2歳時はまだ体も幼く、素質だけで走っていましたが、古馬になって馬体重が50キロ以上増えたように素晴らしい成長力を持ち合わせていましたので、父になっても長所が産駒に受け継ぐことができれば」と来場した生産者に現役時代のエピソードを織り交ぜながらアピールする一幕も。一線級での実績もあり、サンデーサイレンスを持たない血統背景から、一定の種付頭数は集まりそうなので、初年度産駒には注目したい。
 
 
ネロ

(受胎条件20万円)
母ニシノタカラヅカはG1馬ニシノフラワーの半妹で西山牧場ゆかりの血統から種牡馬誕生ということもあり、展示会には西山オーナー自らが来場「栗東の坂路で48秒台を出せるスピード馬はそういない。天性のスピードを産駒に受け継いでほしい」とアピール。父ヨハネスブルグの貴重な後継種牡馬としてはもちろんのこと、一介の早熟馬でないことを証明した自身の競走成績も後押し。種付料もリーズナブルな設定となったので、初年度から産駒の活躍が期待できそう。
 
 
ワールドエース
 

(受胎条件50万円)
今年産駒がデビューを迎えるが、去年のセレクトセールでは2頭が3000万円を超す落札価格となり、一躍注目を集めた(ぐりぐり君もセリに参加)。ディープインパクト直仔の後継種牡馬候補が混沌としている中、本馬の血統背景も他のディープ直仔の種牡馬にヒケを取らないので、初年度の活躍が今から期待できそうだ。
 
 
ラニ

(受胎条件50万円)
初年度の昨年は118頭に種付け、父タピットはアメリカを代表するトップサイアーで母ヘヴンリーロマンスは天皇賞・秋を制した名牝ということもあり、今後誕生する産駒はダートだけでなく様々な舞台にも対応できるのではないだろうか。いずれにせよ今年誕生する初年度産駒に注目してみたい。
 
 
ビッグアーサー

(受胎条件100万円)
初年度の昨年はシニスターミニスターと並んでアロースタッドでは1位となる164頭に種付けする人気ぶり。サクラバクシンオーの後継種牡馬としてはもちろんのこと、サンデーの血を持たないのは大きな武器になりそう。自身はデビューが遅れて本格化したのは古馬になってからだったので、産駒が早い時期から頭角を現すことができるかが鍵となろう。 
 
 
 

写真のみ
グランプリボス
 
 
ディーマジェスティ
 
 
トウケイヘイロー
 
 
トーホウジャッカル
 
 
トランセンド
 
 
ドリームバレンチノ
 
 
ナカヤマフェスタ
 
 
ヒルノダムール
 
 
ペルーサ
 
 
 
レッドスパーダ
 
 
ワンアンドオンリー
 
 
 
 
※文・写真:Dマネージャー