小原軍団vs豊沢軍団 激震のエージェント界! | ぐりぐり君の個人馬主ブログ

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競馬最強の法則、競馬UMAJIN2月号にエージェントに関する記事が載っていました。



辣腕エージェント・小原靖博氏が主導する〝小原軍団〟が一党支配を続けてきた栗東トレセンの騎手事情。
担当する福永・岩田・四位・小崎騎手を中心に、自身の息のかかった騎手間で有力馬を融通するシステムを構築し、ここ数年〝小原軍団〟として勢力を振ってき
た。
ところが昨年、そこに大きな変化がもたらされた。そのきっかけとなったのが、昨年3月のデムーロ、ルメール両騎手のJRA入りである。
この両騎手を担当するエージェントは競馬ニホンの豊沢信夫氏。
短期免許での来日中から2人を担当していたものの、JRA常駐化が決まって以降はデムーロ、ルメール、浜中、城戸騎手をまとめた多国籍軍〝豊沢軍団〟として勢
力を拡大。
社台グループの猛烈なバックアップを受けて一気に小原軍団を凌駕し、いきなり関西エージェント界の最上位勢力の地位に取って代わることとなったのだ。


社台グループ内での序列が下がった小原軍団は、豊沢軍団に馬を取られる形になってしまっている。
かつては、有力馬への騎乗依頼はまず福永・岩田騎手のエージェント(小原氏)に声がかかっていた。
ところが、昨春からは外国人騎手へシフト(豊沢氏)にシフトし始め、その結果岩田騎手は年間で30勝ほど勝利数を減らしている。

岩田騎手がスランプ、福永騎手も本調子に戻れないようだと、小原氏の影響力低下はまぬがれない事態。
短期免許で来日する外国人騎手に小原氏が触手を伸ばすのも当然である。まさに、小原氏への逆風は吹きっぱなし。


「現在、福永・岩田のお手馬が豊沢軍団に流れているのは事実。とくに受け皿になっているのが、ルメール騎手ですね。社台Fの馬を優先しているデムーロ騎手に対し、ルメール騎手はノーザンFからの騎乗依頼も多く重宝がられている印象です。間口の広いルメール騎手に騎乗依頼が集まることで、デムーロや浜中騎手に馬が流れるのは必然。つまり、3人それぞれがノーザンFと太いパイプを築けば〝豊沢王朝〝は盤石のものとなるわけです」

イケイケの豊沢軍団に対し、土俵に足のかかった小原軍団がどう巻き返しを図るのか?
今年もエージェントの動向から目が離せそうにない。






なかなか興味深い記事ですね。
デムーロ・ルメール騎手の通年免許取得、そして小原事件(小原氏が担当以外の騎手の騎乗依頼仲介して謹慎処分)以降、エージェント界の勢力図が変わったよ
うです。
社台グループの有力馬が今後ますます豊沢軍団のデムーロとルメール騎手に集まれば、この二人はこれから相当活躍するんじゃないでしょうか!?
今年は二人合わせて300勝以上するかもしれません。いったいGI何個勝つのか?末恐ろしいです!
馬券はとりえあずデムーロとルメールから買っておけば外れることは少ないんじゃないかなと。


私はエージェント制度には問題があると思っています。
藤田元騎手も言ってましたが、今のエージェント制度はエージェントが活躍することによって担当している騎手にはさらにいい馬が集まり、勝ち星が集中してい

くという構造になっています。騎手の腕に関係なく成績に偏りが生じてしまいます。
有能なエージェントの傘下に入れればリーディング上位騎手への道は開かれたのも同然。エージェントによりリーディングの順番が年頭から決まっているような世界。
これだとリーディング上位の騎手と中堅以下の騎手の格差がますます拡大してしまいます。
調教師が騎乗依頼するときエージェントが持っている全国リーディング順に騎手名が並んでいるリストをみて、リーディング順に空いてる騎手から騎乗依頼を出
していくことが多いとのこと。
このリストの上位20~30位に名前が入ってないとなかなか良い馬に乗ることは難しいみたいです。
リストに名前がない中堅以下の騎手は存在すら認識されません。成績が伸び悩み、馬主からも敬遠される。浮上の機会もほとんど与えられないという悪循環に陥ってしまいます。
まあ私の出資馬もリーディング上位の騎手が騎乗することが多いのですが…
何事もそうですが一極集中化は業界の衰退を招くだけですよねむっ