東山旧岸邸 | ぐりぐり寺

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仏像とお寺と山頂目指し、気がついたら山奥へ!?
ぐうたらなのに山越え谷越え石段越え。絵と文の記録です。
ゆるい仏画、御朱印帳も手がけています。

今朝、起きたら熱が37.2℃ありました。

まるで身に覚えがない。昨日までピンピンしてたのに!?

熱でふらふらしているので、これから書く文章におかしなところがあっても、ご容赦くださいまし。m(_ _)m

 

 

 

富士山周辺旅、最後です。

 

 

御殿場の観光スポットで「とらや工房」という所があって、若い方々がひっきりなしにやって来ます。

和菓子の工場と直売所とカフェが一緒になった施設。今どき女子が好みそうなオシャレ空間。

タクシーの運転手さんによると、とらや工房と「さわやか」が御殿場2大人気店だそうな。

 

 

そのとらや工房と同じ敷地内、林の中に、東山旧岸邸が建っています。

 

 

 

 

東山は地名。1957年~1960年に総理大臣だった岸信介氏が、晩年の17年間を過ごした自邸。

2階建てで、1階を公開しています。

 

 

設計したのは吉田五十八(いそや)という方。

伝統の数寄屋建築を、近代の材料や機能で再現した建物を残しています。

知らなかったので、他の建築物を検索したら、奈良・中宮寺本堂や大船観音が出てきた。

大船観音・・・何でも設計できるのねぇ。

 

 

 

 

こちらも敷地が広いのですよ。

お庭も一つの林だし、お宅も1階が延々広くて、部屋がいっぱいあります。

維持管理大変だろうなぁ。住んでいた当時は女中さんがお掃除頑張ってたんだろうな~。

 

 

上の写真は居間。

窓の内側に障子がある。

窓が開け放てるようになっています。窓が戸袋に収納できるのです。

テーブルに青モミジが映ってます。

 

 

お高そうな革のソファに座ってみたけど、高級すぎて落ち着かなかった・・・

 

 

 

 

係の方が詳しく説明してくださいます。

天井の照明は鋳物で、けっこう重いらしい。

 

 

 

 

居間の隣りは食堂。

12人座れるけど、何人家族だったのか?

昭和の政治家だし、しょっちゅう要人や官僚や政治家を招いて密談?してたんでしょう。

 

 

 

 

食堂の椅子は1つだけお座りOK。

座ったところからの景色がこちら。

窓が開放されて、お庭がよく見えます。

 

 

 

 

建築家のこだわりポイントで、雨戸と窓と網戸と障子が、すべて戸袋にすっぽり収納できるんです。

それでサッシのレールがこんな幅広になってる。

窓側全面にお庭が見えるわけです。

 

 

 

 

照明器具を隠して間接照明。

昭和44年(1969)に建てられたから、55年前にこんな洒落たことを考えたのね。

設計料お高そう・・・

 

 

 

 

厨房。台所とは言わないのね。

私ならここのテーブルで食事しても全然構わないよ。

 

 

 

 

あっガスコンロ周りは、うちの実家のほうが新しくてきれいでデザイン良いわ♪

 

 

 

 

これは、何? ブレーカー? 分電盤?

会社にあるような規模。

 

 

今まで各地で、様々な歴史的住宅を拝見してきましたが、ここは一番最近できたお宅でした。

55年前の住宅だけど、ここなら住んでもいいかな~?

ただし女中さんと庭師つきで。お掃除大変そうだもん♪