2023年10月 東近江寺社巡り6 外村繁邸・後編 | ぐりぐり寺

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仏像とお寺と山頂目指し、気がついたら山奥へ!?
ぐうたらなのに山越え谷越え石段越え。絵と文の記録です。
ゆるい仏画、御朱印帳も手がけています。

ここしばらく、このブログ、お寺巡りでなく古い建物巡りの日記になってますね。汗

もうちょっとするとお寺の話になる、はずなので、今しばらくお付き合いくださいまし。m(_ _)m

 

 

前回の続きでございます。

滋賀県東近江市、五個荘地区にある外村繁邸を見学しております。

 

 

 

 

こちらのお宅も、室内から蔵へ入れるようになっていました。

蔵の1階は、あんまり覚えてないですが、作家外村繁氏の資料が展示されていました。

 

 

 

 

小説の資料よりも、真っ先に2階に上がる階段に目が釘付けですよ。

上がっていいの?いいみたい!

やったー♪ 蔵の階段を上っていいのは初めてです。

階段に引き出しがついてる。少しでも収納を増やそうとしています。

 

 

 

 

2階も広ーい。

普通の家の部屋より広いですよ。

昔はここに色んな家具がぎっしり詰まってたんでしょうねぇ。

 

 

 

 

床の板、1枚の幅がたいそう広うございます。

自宅が立派なところは蔵も立派である。

 

 

 

 

今でも壁側に、古い家財が並んでいます。

たんすとか、提灯、蝋燭立てに、食器の箱かな?

ここに住んでいた人は全部置いて出てってしまったんでしょうか。家の中に家具がいっぱい残っていますしねえ。

 

 

 

 

電話、蓄音機、レコードプレーヤー、レコードケース・・・

こういうのって何年前に流行ってたんだろうか? その頃まで誰か住んでいたのだろうから・・・。

 

 

 

 

台所もそっくり残っています。

広い。何人分のご飯を作ってたんだろう。

煮るのも焼くのも、かまどに薪をくべるなんて実に面倒じゃ。あ~この時代に生まれなくて良かった~♪

 

 

 

 

食器もそのまま。

おばあちゃん家にありそうな小鉢やグラス。

持ち主は何年前までここに住んでいたのか。受付の方に聞けばよかったです。

 

 

 

机の上に感想を書くノートがあり、見ると

「ロケ地めぐりでやっとこちらに来させて頂きました」

「『天外者』ロケ地にやっと来られました」

「東京より参りました。 三浦春馬さん大好きピンクハート

 

 

などなど・・・。

そうかイケメン俳優のロケ地なのか~それで若い女性が来ているのか~

「神奈川県から」「奈良から」「富山から」

わかる。ぐりぐりも聖地巡礼で青森まで行くからね。

 

 

ここなら昔の建物だけでなく、昔の家具一式も揃っているから、来てすぐ撮影できるわけですね。

しかしよく見つけるな。ロケハンの人。

岩手県の南昌荘(三月のライオン)とか、山形県の文翔館(るろうに剣心)とか、ここどうやって見つけたんだろうと思いましたよ。めちゃくちゃ古建築に詳しい専門家でもいるのでしょうか。

 

 

 

 

お庭にたぬきさんがいます。信楽焼のよくあるタイプとは異なりますね。

「大きくくりぬかれた目は、社会情勢を見通せる人間に、

 太っ腹な精神を持ち、近江商人の家訓を身に付けタヌキ(他抜き)のごとく秀でた人になるようにとの願いが込められています。」

とのこと。

なかなか要求のハードルが高いぞ。これ全部備えた人なんているかしらん。

 

 

受付のおじ様にいくつか質問してみたかったのですが、若い方々と映画撮影時の裏話で盛り上がっているので、退散します。

 

 

つづく(長い・・・)