横浜駅から徒歩圏内で、展覧会を2つ見てまいりました。
今回は1つ目です。
「霊気を彫り出す彫刻家 大森暁生展」
そごう美術館 7月9日(日)まで
HPこちら
先に会社の後輩が見に行き、「仏像があった」という一言で私も行くことにしました。
木彫メインの彫刻家さんの作品。藪内佐斗司氏の工房で修行した方です。
入ってすぐ、天井からクモちゃんがお出迎え。
こちらは木でなく銅でした。
主に、動物を題材にした木の彫刻が多く展示されていました。
実物そっくり、だけど角や牙が生えてたりする。
裏側はこんな感じ。
本物のゴリラそっくりなんだけど、背中の攻撃力がアップしている模様。
こちらは半分だけ作ってあって、鏡にくっつけて全身が存在しているように見えます。
この手があったか~。飛んでいるようにも見せられますね。
で、目当ての仏像コーナーは、そこだけ撮影不可でした。
他のコーナーはOKだったんですが・・・。
↑リーフレットより。
金剛界大日如来坐像。
しかし「2023年6月末 工房にて完成」と説明書きがあり、会場にはおられませんでした。。。 絶賛最後の仕上げ中?
代わりに頭部だけのレプリカと、蓮華座の下で支えている獅子4軀、設計図や試作部品など展示されておりました。
それはそれで興味深いです。令和の仏像がどう造られるかも気になりますものね(私だけ?)。
~~~ 以下、仏像に興味のない方は飛ばしていただいてOKです。 ~~~
仏像コーナーの解説によると、2013年、香川県の讃岐国分寺から、大日如来坐像の制作が依頼されたそうです。
讃岐国分寺は四国八十八箇所の第八十番札所。
その大日如来は、9世紀前半に空海が造らせた、東寺講堂の当初の本尊を再現した形にしてほしいとのこと。
空海の本尊は、文明十八年(1486)の土一揆の争いで焼失し、今の本尊は明応六年(1497)に再建された室町時代の仏像であります。って皆様ご存知か。
当初の大日如来像は、
蓮華座の下に八体の獅子がいる
光背に金剛界三十七尊を備える
五仏を十字形に配する冠をいただく
この記述に沿った像を10年がかりで制作し、晴れて今年の10月に開眼法要予定となるそうです。
東寺講堂造立当初の本尊と同じ♪
完成した姿を拝観したいですよね!?
うん、香川県か~・・・。
~~~ 以上、読み飛ばし文終了 ~~~
出口のグッズショップに、入口のクモランプが販売されておりました。
かっこいい♪目立つ♪友達に自慢できる♪ かな?