「ヨーガ行者は結跏趺坐をし、
左鼻から息を吸い入れてから
自分の力に応じて保息する。
その後、右鼻から息を出す。
次いで、自分の力に応じて右鼻から息を吸い、
保息し、その後、左鼻から息をだす。」
ハタヨーガ・プラディピイカー第章7節~8節

こんにちは。はぴヨガmasamiです。
今日は、ちょうっとマニアックです。

ナーディ・シュッディという呼吸法(正確には調気法)のお話。

ナーディ・シュッディ調気法①で、やり方を紹介していますよ。


この呼吸法は、数あるヨーガの呼吸法の中でも、特に重要な基本の調気法です。

調気法のことをプラーナ・ヤーマと言いますが、このナーディ・シュッディ調気法は、
時にプラーナ・ヤーマという言葉と同じ意味に使われたりするようです。


肉体上の効果
鼻の内部をきれいにして、空気の通りをよくする。
長期間、規則正しく実習すれば、左右の鼻の空気の流れがよくなり、
ゆっくりとさせることができる。
交感神経、副交感神経の相互関係をよくし、ホメオスタシスをよい状態にする。


宗教上の効果 
(実際の宗教ということではなく、肉体以外の目に見えない部分のことです)
ナーディーと呼ばれる気道の主であるイダー気道とピンガラー気道の浄化になる。
そうすることで、自分の内部に存在する各コーシャ(鞘)を意識化できるようになる。

治療上の効果(ヨーガ療法における)
気管支喘息や鼻炎、気管支炎などの呼吸器系の病気治療に有効。
不安やストレスのレベルを低下させる効果も期待できる。

高血圧の人は、このナーディ・シュッディと合わせて、
左鼻から吸って右鼻から吐くチャンドラ・ベダナ調気法を、
慢性的に風邪を引きやすい人は、右鼻から吸って左鼻から吐く
スールヤ・ペダナ調気法をよく実習することをお勧めします。


ここで、ナーディーって?イダー、ピンガラーって?コーシャって?となりましたか?
ヨーガを実習する上で、とぉっても大切な概念ですので、
また、紹介していきますね。

この意識なく、ただ体を動かしていても、
ヨガ的柔軟体操、ストレッチにしかならないんです。
でも、しっかり意識できたら、心も体も超健康になりますよ。


わたしも、まだまだ修行中・・・ですけどね。