寄り添うということ | 私が好きな私でいたい

私が好きな私でいたい

病気のこと(多発性嚢胞腎、緑内障)や日々の出来事、感じたことを日記がわりに綴っていきます。
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サムスカ導入で迷っていたとき
いつも話を聞いてくれたナースがいた

彼女は
「科を移動するまで
ずっと寄り添っていきたい。
もし移動になることがあれば
必ず◯◯さんには言うから」

そんな言葉を言ってくれた

けれど、他人の心に寄り添うのは
とても難しい
私も仕事を始めたときは
スルっとそんな言葉を
出したこともあったかもしれない

実際に色々なクライエントさんと
関わっているうちに学んだ
自分を信頼してくれる人にとって
その言葉はとても重みのある約束事

約束を守っているかどうかは
私じゃない
その人が決めること

        寄り添ってるつもりの  自己満足は
             絶対にしてはいけない

だから私はそんなことは言わない
ただ、一緒に過ごさせて下さいとだけ

あの時のナースは
科の移動はしていないけど
滅多に私の主治医の担当にならなくなった
自然にゆっくり話すこともなくなった

それでも診察を待っていると
姿を見ることはある

あるときはナースが
私の前を通ったことがあった
けれど素通りし、挨拶ひとつなし

あるときは貧血の注射の担当だった
黙々と作業をするだけ

もしかしたら特定の患者と
深く関わってしまったと思い
自分の態度の立て直しを
したのかもしれない

けれど私は言いたい

   ほらね、簡単に口にする
       言葉じゃなかったのよ…
         患者の中にはね
        その言葉が嬉しくて
        すっかり心を開いてしまう人もいるの
         その 期待に答える覚悟が必要なのよ

専門職がしてはいけないこと…
自分の都合や感情で
対象者を振り回すこと

病を持っている人は
家族にさえ、わかってもらえないことが
たくさん、たくさんある

病気のエキスパートである
ドクターやナースの言葉や態度にも
とても敏感になっていて
上を向いたり下を向いたり
強くなれたり傷ついたり
希望を持てたり絶望したり

あなた方が仕事で関わる人は
そうゆう人たちです

もっと自分達が与える影響や重みを
知って欲しい