2ヶ月前の記事の後報道や試運転、ダイヤ改正の発表内容や車両の改造状況などで今後の車両動向が予測できるようになった。


11月以降に明らかになった動きや情報

・常磐緩行線のワンマン改造は完了している→マト2やマト11の転用は確実

・マト2のみ長野で車体保全を行った→マト2とマト11の転用先が異なる

・横浜線が2026年春にワンマン

・房総の209系は余剰車を用いて置き換える

・仙石線向けにE131系新製

・長野地区でE131系の試運転が行われた、ただし富士急線内では行われていない

・ダイヤ改正で成東・上総一ノ宮発着は継続→分割運用存続

・山手線は朝に1時間に1本ずつ増発→2運用増

・中央快速線はダイヤ改正時点ではT40・H49・T71を除く57編成にグリーン車を組み込む

・E231系1000番台の機器更新は2025年度前半に終了する


これらと2024年3月改正での内房線・外房線・東金線の運用の変化とE131系の訓練等から209系の置き換えのパターンが見えて来た。


◯内房線・外房線の末端区間の置き換えについて

内房線・外房線末端区間は2024年3月改正での運用の変化やその後のE131系の訓練から更なる系統分離はほぼ確実視出来る。系統分離が発生するのは君津、上総一ノ宮場面において近い時間帯に上下両方とも跨ぐ運用と日中の出入庫分と早朝夜間のE131系の停泊分で置き換えられる運用が対象になりそう


具体的には以下が対象になる。

内房線

138M 館山635→君津737 135M 君津750→上総湊808

140M 館山710→君津806 137M 君津810→上総湊828

144M 上総湊815→君津836 141M 君津837→上総湊858

146M 上総湊839→木更津910 3129M 木更津931→上総一ノ宮1230※3129Mの幕張→木更津回送廃止

150M 上総湊904→君津924 8127M 君津931→館山1027

169M 君津1507→上総湊1529

180M 上総湊1547→君津1608 175M 君津1617→上総湊1643

186M 上総湊1651→君津1709 181M 君津1726→上総湊1744

194M 上総湊1758→君津1820 187M 君津1830→上総湊1851

1120M 上総湊1859→君津1916 193M 君津1917→上総湊1935

1124M 上総湊1942→君津2003 197M 君津2012→館山2111

2148M 安房鴨川1911→木更津2101 1125M 2112→館山2217

3150M 上総一ノ宮1911→木更津2203 1129M 木更津2149→千倉2305


外房線

240M 安房鴨川629→上総一ノ宮736 2229M 上総一ノ宮723→安房鴨川827

244M 安房鴨川715→上総一ノ宮815 9233M 上総一ノ宮915→大原933

9272M 勝浦1526→上総一ノ宮1558 261M 上総一ノ宮1615→大原1638

278M 大原1644→上総一ノ宮1702 269M 上総一ノ宮1724→大原1744

286M 大原1759→上総一ノ宮1817 275M 上総一ノ宮1826→安房鴨川1935

3246M 木更津1833→上総一ノ宮2145 297M 上総一ノ宮2135→安房鴨川2304

1226M 安房鴨川2121→上総一ノ宮2224 299M上総一ノ宮2211→勝浦2243


以上の運用は系統分離となる。ダイヤについては折り返し時間の兼ね合いで多少の運転時刻調整もあるだろう。

また運用の兼ね合いから木更津〜安房鴨川間限定で走っている2両+2両と4両も2両化される

このように考えれば末端の8両の内、内房線の2本と外房線の1本はE131系2両で置き換え。内房線の1本は3129Mと2152Mの幕張〜木更津の回送廃止(2152Mは木更津泊で翌日2121Mに回す)によって既存車で1本置き換えが可能とになり、2両×2本の増備で末端用の8両×3と4両×1を置きかえる事が出来る。


◯千葉発着の置き換え

さてここからが本題となるが残る千葉発着の置き換えはどのような考えで置き換えるのか?

これを考える上で重要なのは各駅のホーム長と余剰車の車両状況が鍵を握る。


内房線は君津まで15両(一部11両)君津〜千倉まで11両

外房線は上総一ノ宮まで15両(一部10両)、上総一ノ宮以南は一部が8両

東金線は6両

総武本線は一部が8両

成田線は成田空港まで15両、成田以東は一部が8両


このような状況となっている

つまり普通10両の入線が出来ない、上総一ノ宮以南と東金線と総武本線と成田以東に必要な分だけ中編成車両(誉田で分割する京葉線分割1組含む)が必要でそれ以外は総武快速線と京葉線の車両で問題なく対応が出来る。これが今回の置き換えを考える上で一番のポイントになってくる。

では中編成車両がどのくらい必要かと言うと

上総一ノ宮以南 6本(上記系統分離除く)

大原440〜

勝浦455〜

大原532〜

安房鴨川511〜

勝浦607〜

安房鴨川550〜

東金線2本

成東456〜

大網552〜

総武本線9本

成東525〜

銚子455〜

銚子538〜

銚子604〜

横芝659〜

銚子630〜

旭559〜

成田458→千葉533〜

千葉631〜

成田以東5本

佐原450〜

銚子508〜

銚子550〜

銚子625〜

銚子654〜

その他

BBBASE 1本

これらの分のみ中編成車両が必要となる

合計23本+予備だが外房線の1本と東金線の1本は誉田分割の京葉線分割1組で対応出来るため実質21本+予備となる

これをE233系とE231系を使って用意することになる


E233系だが現在6両以下のE233系は

中央快速線 6両×17+4両×17

青梅線 6両×10+4両×8

南武線 6両×36

京葉線 6両×4+4両×4

となる

中央快速線は55運用57本でトイレ付きT編成が42本なので少なくとも15本は残る。残る2本は余剰分

青梅線は五日市線の6両6運用7本と末端の4両4運用5本は残る

京葉線は分割運用が存在するためそのまま

南武線は33運用35本はそのままで1本余剰


ただ青梅線の内、立川〜青梅間は10両固定で問題ない区間なのでここの分の3本は10両固定で置き換え出来る。三鷹に目を向けると総武緩行線が54運用56本で余剰2本、東西線が5運用6本で余剰1本であるため合計余剰3本分青梅線に回すことが出来る。


この考え方で行けば中央快速線から2本、青梅線から3本、南武線から1本の6両6本が用意出来る

4両について5本余るが、先日のE131系長野地区試運転では富士急への入線はしなかった。このことから大月で分割して富士急に入線する211系3両+3両の4運用は4両5本の内の4本をP編成化して青梅線末端との共通運用が予想される。ただそれでも残りの1本は用意出来るが1本だけ4両では運用が成り立たないため6両化されるだろう。


そしてE231系だがE231系の中編成は常磐快速線用の5両しかない

常磐快速線はコロナ前後で基本17運用→14運用 付属17運用→15運用となっているが、我孫子支線は10両でも問題ないため余剰となった10両3本で我孫子支線の5両3本を置きかえれば5両5本を用意することが出来る。そして立地と5本という数字から成田以東の分をそのままそっくり置き換えるのが丸い


この段階で21本+予備の内成田以東5本がE231系でそれ以外の16本+予備がE233系でその内6本が6両をそのまま転用、1本が4両の6両化と言うところまで話が進んだ。さて問題は残り9本+予備と

4両の6両化に必要なモハ2両の調達であるが、次に考えるのは8両の横浜線である。


横浜線自体は26運用28本で余剰が1本もないが

横浜線は鎌倉車両センター所属であり、既に横須賀線用でE235系が多数配置されている。ということはE235系を新たに横浜線に入れても保守面は問題ないのである。

そして山手線は現在38運用+25年3月改正で内回りと外回り毎時1本ずつ増発で40運用42本であるため横浜線に8本転用が出来る。

これにより捻出したE233系8両×8を使って最終的に6両×8を捻出する事が出来る。ただし保安機器の違いや横浜線用は2014年製で減価償却に満たしていないことから京葉線を介した玉突きとなるだろう。

そして最後の1本+予備とモハ2両は常磐緩行線の未改造が2本いるためこれを活用する。ただし常磐緩行線用の2000番台は仕様が異なるため他番台と混ぜることが出来ない、従って4両の6両化に必要なモハを確保するため1本は京葉線を介した玉突き、残り1本は6両短縮で房総転用となるだろう。4両の6両化でモハを脱車した京葉線の1本の6両化で転用すれば全て揃うことになる。


◯総武快速線と京葉線車両で置き換える分は

まずこの段階の運用数を整理すると

現行8両21運用+6両13運用+4両3運用+BBBASE1運用+予備1

内房線外房線末端分8両3本+4両1本→E131系2両2本増備+運用整理

成田以東分5本→E231系5両5本

上総一ノ宮以南東金線総武本線BBBASE予備17本→E233系6両17本

この段階で残り必要な分は13本となる。残りの13本が総武快速線と京葉線で置き換える分となる


既に山手線E235系8本、中央快速線のH編成2本・常磐緩行線2本・南武線1本のE233系、常磐快速線10両3本5両2本・総武緩行線2本・東西線1本のE231系の余剰分は上記の話で使い切っている。しかしこの段階でもまだ触れていないのが中央快速線T編成1本(T71の分)と京浜東北線・京葉線と東海道線宇都宮線系統の分である


京浜東北線は79運用→75運用、京葉線は23運用→20運用に減少しているため合わせて7本が余剰となっている京浜東北線を京葉線に転用すれば13本中の7本を京葉線の10両で置き換える事が出来る。尚停泊の都合上早朝と夜間の一部のみ館山まで乗り入れる必要性があるが既に2023年11月に臨時列車で乗り入れているため問題ない。


そして最後の6本が総武快速線で置き換える分となるが、東海道線宇都宮線系統はコロナ前後で

国府津基本が57運用→55運用

国府津付属が53運用→51運用

小山基本が63運用→59運用

小山付属が変わらない

となっている基本編成が6本、付属編成が2本余剰であるためこれを横須賀線で共通運用すれば捻出したE235系1000番台の基本6本分で最後の6本を置き換えることが出来る。


◯最後に

報道に出ていた余剰車によって209系を置き換え、伊豆急に譲渡する以外の編成は廃車になるという記述はこのような方法で置き換えれば可能となる。まあ厳密は末端区間だけE131系2両×2本増えることになるがそれ以外は既存の余剰車だけで置き換える形になるだろう。