国体クロスカントリースキーの県代表チームサポートの為、山形に来ている。

 

 今年は雪不足でどうなるか心配であったが、昨日からの雨が夜半に雪に替わりホテルのベランダの手すりには二寸ほどの雪が積もっている。山形クロスカントリー大会の会場は標高が1000M以上あるので予測では20㎝の積雪は期待できるという事であったが、コースコンディション的には泥と氷と新雪が混ざり合う出たとこ勝負的な状態だろうと言うのが昨夜のワックスマンたちの結論であった。

 

 本来ならばこの仕事を復帰の第一弾として予定していたが、年末年始の高熱で体力的には不安があった。東京で鍼灸治療を受けて体力的には低レベルだが、体調的には何とかと言った状態で宿舎入りをした。

 

 今日は試合日程初日で例年少年チームの応援にスキー会場に上がっていたのだが、コロナ騒動を切っ掛けに宿舎で待つスタイルが定着して今、暇を持て余している。

 

 私の仕事はアスレティックトレーナー略してAT呼ばれるもので、本来ならば大会会場に帯同して様々な不測の出来事に対処し、選手のコンデショニング等をサポートするはずだが、実際この20年間程大会会場では全くお役に立てないでいる。現場のテント設営の雪堀も荷物運びも他のサポートスタッフの足手まといにしかならないでいた。

 

 前々日辺りにレースコースの巡視に出ていたこともあった。山あり谷ありの5キロコースを歩いて回るのが大変でよくショートカットしていた。ましてや10キロコースは何をかいわんやである。で、もっていつしかテントでストーブの子守りをするようになって、今は温泉から上がって湯上りブログを書いている。

 

 まあ、練習や試合から帰って来た選手を宿舎で迎え午後と夜にマッサージや鍼灸の資格を生かして体調を整えるというのが実際の仕事内容である。今年はインフルなどの予兆もなく、転戦の疲れもこれと言った怪我もなく、良い感じで仕事が楽である。

 

 20年前に主力選手として診ていた人たちが今は「成年C」おじさん選手や強化部長の肩書でチームに参加していて久しぶりに再会した。お互いの息子さんが中学校は違うが地元のスキーチームでとても仲良しで、互いに「ありがとう」「ごめんなさい」を言える漫画の主人公な様な関係なのだという話を聞いてほっこりしていいる。

 

 合宿の楽しみは何処も食事なのだが、食事会場に向かう為にはゲレンデの急斜面のような長い階段(三階分ぐらいある)を上り下りしなければならない。地獄の階段トレーニングが目下の私のスキー合宿の課題となっている。(ヒザもつかな~)