entre linea | 木暮賢一郎オフィシャルブログ「guregoal」 Powered by アメブロ

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元フットサル日本代表、木暮賢一郎<GURE>のオフィシャルブログ 「guregoal」

質問があったので今日はentre lineaについて。簡単に言うと相手ディフェンスラインの間に顔を出してパスコースを作ること。1番典型的なパターンは横パスを出して相手の背中を走りながら、自分のマーカーがマークを受け渡した瞬間に体の向きを半身にしてパスコースを作ってあげる形かな。


 別の機会に書く予定なんだけど、「ゾーンディフェンス≠マークを受け渡す」と教えてくれた監督が居た。そのチームはマークの受け渡しにルールがあって、そのパターンの時は受け渡すシステムだった。ゾーンというのはディフェンスの4人は相手がどう動こうと、交差したりすれ違ったりするよな状況は作らないのがゾーンであって、受け渡すのがゾーンではないということらしい。ちなみにグアダラハラでは完全なゾーンだから、選手は横切ることなくどちらかというと回転していく形になってるはず。


 話がそれちゃったけど、entre lineaをする時に大事なポイントはまずパスを出した後のスピード。スピードがあることによって、ディフェンスは受け渡すかどうか迷う可能性が高くなるからね。次にマークが受け渡した瞬間にパスコースに顔を出すことが大事かな。時間が掛かってしまうと相手に対応されやすくなる。そうそうなるべく相手の背中を取るイメージで走るのも大事。そこから弧を描くようにパスコースを作れれば完璧!!そして3つ目はボールを受けた後の判断力。前を向くのか横にパスするのかの判断を早くすればゴールに素早く向かっていけるはずです!


 文章だけだと伝えるのも難しいけど、この動きはヨーロッパの選手は上手いと思う。スペイン・ポルトガル・ロシアは常にこの動きを狙っている感じがするかな。もちろん見方のパスも上手くないと連携は成立しづらいけど、凄く大事な動きなのでこれまたお試しください。もちろん相手の裏が空いてたらそのまま走ればキーパーと1対1の状況も作れるから、上手くその2つを使い分けれれば最高!!以上で~す。