linea de pase(オフェンス) | 木暮賢一郎オフィシャルブログ「guregoal」 Powered by アメブロ

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 スペル違いがあったみたいでスイマセン。ってことで今日はオフェンス編。これはもちろん自分がボールをもらうためなんだけど、同時に味方を助けることにもなるので非常に重要だ。その為の動きとしてフェイクやケブラだったりentre lineaがある。


 方法はなんであれこのパスコースを作る動きをサボってしまうと、味方にプレスが掛かってしまいボールを奪われる可能性が高くなってしまう。昨日書いたようにディフェンスはパスコースを常に消してくるわけで、オフェンスはそのパスコースから動かないとボールをもらえない。もちろんわざとそこに居て、股を抜くピヴォ当てを狙う場合もあるけど、それはパスが凄く上手い選手じゃないと難しい。


 ポジションに関係なくこれは大事で、この部分は世界に比べて劣ってる部分なんじゃないかと感じる。例えばプレスの回避の時にも、いくら戦術通りに動いてもパスコースに入ってないとボールは回らなくなってしまう。プレスの回避は日本の苦手な部分だと思うけど、それにはフットサルの歴史が関わってるんじゃないか

と思う。ブラジルはつい最近まで20×40のコートが少なかったために常に狭い中でプレッシャーのかかった状態でプレーしてきた。スペインは3年前までキーパースローがハーフを超えてはいけなかった為に、自陣でのプレスの回避が出来ないとゲームが成り立たなかった。彼らが上手いのはこういう背景があるのではと思います。


 話がそれちゃったけど、このパスコースを作る動きはブラジルのヴァウジンやポルトガルの選手達が抜群に上手いと思う。もちろんパスを出す側の選手も重要になるけど、この動きも個人能力と言って良いと思うな。ロシア代表の選手達も上手かったね。ポルトガルの選手達はホントに皆上手いんだけど、去年のチームメートに代表の選手が居て彼曰く「代表では手でボールを回しながら自分達のイメージを共有してく練習があるんだ」と言ってました。


 これに付随する体の向きやその方法論はまだ別の機会に。ということで、常に周りを見てパスコースが何処にあるのか探しながらプレーしていくと良いパスがもらえるのではないかと思いますので是非試してみてくださ~い。