え~、自分語り(笑)の続き……。
さて、ではどうするのがよいのか?
二つ、解決策が思い浮かびました。
・ガチで模写をして「完全再現を目指す」
・構図やポーズ等、元の作品とは違うものにして「再現という路線そのものをやめる」
選択したのは後者=構図やポーズ等、元の作品とは違うものにする の方でした。
これまでに描いた絵は、もったいないからそのまま使用するとして、カットの途中からは手本となる元絵から構図やポーズや動きを変えていくことにしました。
ここ、元絵では正面からの絵になっているから、斜めから見た絵にしよう
ここ、元絵では視点固定だから、回り込みをしてみよう
ここ、元絵では手を画面下に振っているから、画面上の方に振るポーズにしてみよう
ここ、元絵ではミドルショットだから、全身フルショットにしてみよう
等々……どんどんアレンジしていきました。
結構、この作業は楽しくて割と没頭してやりました。
で、一連の流れである数カット分の下描きラフができたところで、試しにつなげてみたところ……
(あ、余談ですが、まだ新しいPCには何の編集ソフトも入れていないので、これまで使っていた方のPCでのつなげ作業です)
無茶苦茶既視感のある構図、ポーズ、動きになっている!
元のお手本としている作品とは違う絵になったけれど、別の作品を想起させる絵になっていたんですね。
いやこれが、没頭して作業をしていると全然気が付かないもので。
つなげて動いているアニメーションを見て、そこで初めて「あ、これってあれに物凄く似てないか?」と気付いたのです。
おそらくアニメーションとしての動きのタイミングで既視感・記憶が刺激され、脳内で線が繋がったのでしょう。
え? なんでこんなことになったの? ……って、理由は私の脳内の引き出しが少ないから、既存作品と類似したイメージになってしまったのだ、以外考えられないですよね。
いや~これ仮に出来上がった後作品を発表して
「あのカット、〇〇に似てると思われるかもしれませんが、別にあれを参考にしたわけではないですよ。似たのは偶然です」
と、私が発言したとして……
絶対「嘘だ」と思われるだろうなぁ~なんて。
いや、自分でもそういう発言を聞いたら「嘘くせぇ~~!」って思うだろうなぁ、と。
その後、動きのタイミングを変えてみるとかちょこちょこ修正作業をしてみたのですが、「……最初のが一番カッコいい……」という結論になって、戻してしまいました。
そんなわけで、あまりの自分の引き出しの少なさにちょっとだけ自己嫌悪に陥りまして、悩んだような気分になっていたのですが。
このブログで吐き出したら、もう楽になってしまいました(笑)。
どういう経過を経てこうなったかという事は自分がよく知っているのだから、他人にどう思われても別に構わないだろう、と。
また、まだ下描きラフなので、実際に清書して彩色して背景を付けて……といった作業をしていくうちに、大分絵の印象は変わるだろう、という楽観的なことも考えています。(特に、背景イメージが(似てしまったな、と感じる作品のものとは)違っていれば、相当に画面から受けるイメージは変化するだろうと)
というわけで……、ブログ3回分もかけて吐露してきたわりには、お気楽な所に決着したなぁ、なんて。
……にしても、元絵から頑張ってアレンジした部分よりも、模写をした冒頭部分の方が、やっぱり絵が上手に見えるなぁ(笑) たはは……
おまけ
昔作ったやつ。
ブログの内容とは、全く関係がありません。