RRRを観てきました! | 無敵動画堂高田のブログ

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無敵動画堂 というサークルで、アマチュアアニメを製作している者が、アニメや特撮について語ります。

 先日、全国自主制作アニメーション上映会に行き、久々に無敵動画堂のサークルメンバーに会ったのだけれど、その際、勧められたのが

 

 RRR

 

 インド映画です。

 「ムトゥ 踊るマハラジャ」「ラジュー出世する」「アルナーチャラム」「ロボット」など、なるほどインド映画は過去何本か観に行っているし、どれも面白かったので、じゃあ行ってみるか、と。(正確には、4/26(水)仕事帰りに観に行きました)

 

 以下、ネタバレ有の感想。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 色々と凄い映画でした

 ただ、なんの前情報も入れずに観に行ったのですが、それはやや失敗でした

 

 舞台は、1920年代、イギリス統治下のインド。

 人を人とも思わぬ外道・英国人:スコット・バクストン提督に対し、今、ラーマとビーム、二人の男の怒りが爆発する!

 といった内容。

 

 EDでは、映画に全然登場していない人物達のイラストが滅茶苦茶目立つ形で映るので何なのだろう? と思っていたが、パンフレットを読むと、インド独立の為に闘った反英闘争の英雄達なのだそうだ。

 さらには、この映画の主役、ラーマとビームも、実在したインド独立運動の英雄だという。

 

 ははぁ、歴史アクション物 って感じの映画だったのですか?

 といわれると、ちょっと違う。

 歴史物というよりは、かなり 勧善懲悪物 としての要素が強い。

 あ、じゃあ、日本の作品で言うなら、TVの快傑ハリマオみたいな感じですか?

 といわれると、まぁ、近いが、あれよりさらにぶっ飛んでいるのは確実

 何せ、史実ではラーマとビームは会ったこともないそうなのだ

 その二人が出会い、無二の親友となり、力を合わせてイギリスの提督をやっつける話である。

 日本の作品で言うなら、旧日本軍が無双するタイプの架空戦記物が一番近いのではないだろうか。
 

 上記に書いたように、EDにはインド独立の英雄達が何人も映りますが、その中に日本でも有名なマハトマ・ガンディーはいません

 ガンディーは「非暴力」の英雄です。

 対して、この映画のEDに登場するのは、ゲリラの英雄だったり、国会議事堂で爆弾を爆発させたりした方達です。

 映画のメッセージは明確。 戦え! です。

 

 ごく一部のキャラを除き、英国人達は外道、鬼畜、人間のクズとして描かれます。

 ちょっと口ごたえをしてきたインド人をすぐに撃ち殺そうとする英国人。

 が、「弾丸がもったいない」と部下を止めるバクストン提督。

 お前はコンドールマンに登場する怪人サタンガメツクかい!(これと同じことをやる)

 で、弾丸が勿体ないから棍棒で女性を殴り倒す英国人! まさに外道!

 

 ……

 …………

 …………………

 かなり、ナショナリズム強めの内容だったんですね。

 その情報をあらかじめ入れていなかったため、やや引きました……。

 

 とはいえ、私も、そういうのが全くダメかというとそうではなく、それはそれで楽しんでしまうクチなのです。

 ただ、そういうものを楽しむようにチャンネルを切り替えておく必要はあります

 今回、チャンネルの切り替えをしていなかったのは失敗。

 事前に多少の情報は入れておくべきでした……。

 

 あ、じゃあ、楽しめなかったのですか? と聞かれると……。

 これがねぇ、「楽しめなかった」なんて言ったら、それは絶対に自分に嘘をついている! ってことになってしまう。

 

 この作品から放射される、男の闘争本能を刺激するオーラは凄まじい

 観ていて、血が……血がたぎる

 

 そして、観ていて眩暈を起こしそうになるくらい、男の友情がアツい

 男汁ギトギト

 一応、ヒロイン系のキャラも登場しているのだけれど、男女のラブ要素なんてオマケ。

 とにかく全編マグマのように熱くたぎる男の友情ドラマが描かれる。

 

 

 笑ってしまったのが……

 

 主人公の一人、ラーマにはシータという恋人がいて、二人は一つのペンダントを二つに割って、互いに持っているんですね。

 使命を終え再会し、そのペンダントを合わせ、一つにする時が来ることを願って。

 使命とは、ラーマは英国人に忠実な振りをして警察組織内で出世し、武器の管理を任されるようになったら、警察の武器を横流しし、反英ゲリラの村民に渡すこと。

 その為に、親友であるビームを一度は裏切り、逮捕してしまう。

 が、その自分の裏切り行為に堪えられず、ラーマは、処刑寸前のビームを逃がしてしまい、今度はラーマが投獄されてしまう。

 逃亡犯となったビームは、偶然シータと出会い、ラーマの事情を聞き、なぜ彼が一度自分を裏切ってしまったのかを知る。

 ラーマを救出すべく、敵陣へとのり込んでいくビーム。

 独房で再会する二人。

 ビームの手には、シータから預かったペンダントの片割れが。

 いや、ビーム、預かって来るんじゃねぇよ(笑)!

 今、二つのペンダントが一つに……って、なんでヒロインと再会したときじゃなくて、

暑っ苦しい男二人でペンダントを一つにしてるんだよ!

 

 全編こんな感じで、ヒロインはかなり置いてけぼりです。

 

 なんか、ラーマとビームが初めて出会うシーンが、アップされていました。

 事故に巻き込まれた少年を救うために力を合わせた二人の男が、これをきっかけに親友となるのです。

 マジンガーZの甲児とさやかの空中サーカスもびっくり!

 全編こんな感じの奇想天外なアイディアに満ちたアクションシーンの連続なので、チャンネル切り替えが可能な方は、是非。

 

 

 あ、バイオレンス色も結構強めなので、そういうのが苦手な人は、避けた方がいいかも。

 

 

 おまけ

 昔作ったやつ。

 ブログの内容とは、全く関係がありません。

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