随分書くのが遅れてしまいました。
ウルトラマンデッカー
第24話「夢の果て」 感想(ネタバレあり)です。
アガムスとの決着編……ってことでいいのかな?
まだ最終回があるけど、どうなんだろ?
・カナタの体も、スフィアに蝕まれつつあった……
そういう展開が来ましたか。
……といっても、残り2話しかないよ?
この展開をやるなら、もう何回か前からやった方が良くないですか?
作品がハードな方向に行き過ぎると判断されて、この展開は引っ張るネタじゃなく、クライマックスを盛り上げるだけのネタ、にしたのかな?
・爆弾設置
なんというか、隊員が数多く登場し、決戦ムードを盛り上げてくれますな。
そして、こういう作戦って何か失敗するのが常……とか思っていたのに、この作戦自体は成功した!
でも、カイザキ副隊長も傷を負い、リタイア!
カナタ、リュウモン、イチカの3人に、活躍メンバーを絞るのね。
これは良い展開。
トリガー、デッカーと、「主役がトリオ」体制が続いたけど、次回作以降も引き継がれるかな?
この2作を見る限り、結構いいフォーマットだと思うのですが。
・アガムスとの決着
決着? ついたの?
説得~正気に戻る 辺りが、やや駆け足気味というか、結論だけ見せられた感じというか。
なんだかこれじゃ、単にコントロールされていたのを解放した、みたいな感じで、ちょっと、これまで構築してきたドラマとの繋がりが弱い様な。
ここは、そういう感じではなく、
きちんとカナタが説得し、
きちんとアガムスは説得され、
アガムスが自分の意志で復讐を捨てた、と視聴者も納得できるやり取りをして、
アガムスが自分の意志の力でスフィアを断ち切る
という描写を、丁寧にして頂かないと。
やや不満が残る感じです。
それとも、まだ最終回があるから、アガムス関係のドラマはそちらで引き続きしっかりと描くのかな?
前回が、ドラマ、特撮共に大盛り上がりだったのに対し、今回は、アガムス退場編としては、ややドラマ面が弱かった印象。
隊員達の活躍や、ラスボスの強敵感、2大ウルトラマンの敗北、と、ヒーロー物としての面白さは抜群で、盛り上がり充分。
どちらに重きを置くか、の選択で、監督が「ヒーロー物としての面白さ」の方に重きを置いたってことなのかなぁ。
さて次回! いよいよ最終回だ!