仮面ライダーリバイス、ようやく観終わりました(その2)(従来の木下作品の作風と違う……) | 無敵動画堂高田のブログ

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無敵動画堂 というサークルで、アマチュアアニメを製作している者が、アニメや特撮について語ります。

 仮面ライダーリバイスの、私なりの感想となります。

 

   ↓仮面ライダーリバイス

 

(つづき)

 

 1-2:従来の木下作品の作風との違いについて

 

 木下半太さんといえば

・「どんでん返し」を繰り返し、状況が二転三転するストーリー

・基本、登場人物は、アウトローというか、下品というか……

・全体的に、ドタバタと賑やかでギャグ満載

・章ごとに語り部が変わる、複数視点手法の多用

 が、基本でしょうか。

 木下半太さんの代表的シリーズである「悪夢シリーズ」が、この基本にのっとった作品群で、そしてそれ以外の作品も、上記に準じたものが多いです。

 

 絶対の法則ではありません。

 「オーシティ」や「アヒルキラー」のように、ギャグは無しのハードタッチの作品も書いていますし、「ビデオショップ・カリフォルニア」のような一視点の青春小説も書いています。

 でも、木下半太作品と聞いて、まず、ファンが思い浮かべる、

期待するのは、上記の作風でしょう。

 

  ↓オーシティ

   絵本探偵・羽田誠は、極悪刑事・愛染京太郎から、ある男の切り落とされた「耳」を

   探し出すよう強要される。

   訳の分からない依頼であったが、様々な人物が「耳」の争奪戦に絡んでくる。

   「逃し屋」「超人的聴覚の盲目の少女」「しゃべくりまくる殺し屋夫婦」

   「中国人売春婦」「数学の天才であるインド人の男」「売春宿の女将」……

   最後に笑うのは誰だ!?    

 

 

  ↓アヒルキラー 新米刑事 赤羽健吾の絶体絶命

   美女ばかりを狙う、連続殺人鬼:アヒルキラー。

   被害者は皆、顔を切り裂かれ、その死体の横にはアヒルの玩具が残されていた。

   新米刑事・赤羽健吾は、57年前にも類似の事件が起こっていたことを知る。

   そしてその事件には、伝説の刑事と言われた、祖父・赤羽光晴が大きく関わっていた。

   健吾の上司:行動分析課の八重樫育子は、その優れた分析力で先手を打とうとするが、

   犯人=アヒルキラーの奸智はそれを上回り、八重樫や健吾を追い込んでいく……?

 

  ↓ビデオショップ・カリフォルニア

   レンタルビデオ店「カリフォルニア」でバイトをすることになった主人公の桃田竜。

   旧友とおバカな毎日を満喫している日々であったが、近所に大手ビデオショップが

   進出してきてお店の経営が大ピンチ!

   そして、ある日再会した元カノは東京でAV女優デビューをしていた!?

   店長は店を放り出して失踪!?

   真面目にコツコツと働いてきた父はリストラにあって失業!

   おバカ仲間であった親友は、いつしか真っ当な社会人となっていき……

   人生をどう生きていくのかに悩む若者の姿を描いた、ちょっと切ない青春物語

 

  

 リバイスは、

木下半太作品と事前に知っていれば感じられる名残もありますが、

従来の基本からは外れた作風であることは間違いないでしょう。

 

 どんでん返しの頻度やその見せ方、キャラクターの基本姿勢、シリアスとギャグのバランス、基本的にメイン主人公視点、伏線の張り方と回収の仕方……全て、木下作品の従来の作風と異なり、現在の仮面ライダー作品に準じたものになっています。

 現在の仮面ライダーシリーズの作風……鎧武辺りから定着していますでしょうか?

 

 正直、ネットで他の方々の感想を読んでいると、近年のライダーの作風、そんなに好評を得ているようにも見えないのですが……。 なぜ定着しているのでしょう?

 以前の作風も「お悩み相談室」なんて揶揄されることも多かったですが、それでも、今の作風よりは好意的な意見が多かったように感じたのですが。

 ……そうでもないか。

 自分で書いておいて舌の根も乾かぬ内に意見を翻しますが、当時、井上敏樹さんや白倉伸一郎さんへのバッシングは、かなり壮絶でしたね

 

 閑話休題

 

 従来の木下半太作品と、現在の仮面ライダー作品の作風の違い、もう少し具体的に書かないと、よく分からないですかね……。 

 例えば、どんでん返しの見せ方に大きく関わる、伏線とその回収について、ちょっと考えてみましょう。

 長くなってしまうので、明日以降に。

 

(つづく)

 

 おまけ

 ブログの内容とは、全く関係がありません。

 昔作ったやつ。

GREEN SPOON ゴロゴロ野菜スープ

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