ウルトラマンデッカー
第9話「誰がための勇姿」 感想(ネタバレあり)です。
OPを観て思ったこと……今回も坂本監督!?
現在までの流れを見るに、もしかしてデッカーって、3本持ちが常態なんだろうか?
通常、このテの作品の監督ローテーションって、2本持ちなんですね。
それが、番組の基礎を固める1~3話は3本持ちだったり、中盤のイベント編絡みは3本持ちになったり逆に1本だけだったり、最終回付近はまた3本持ちになったりと、シリーズを左右する重要なポイントでは変則になる事もある。
デッカーでは今のところ3本持ちが常態となっている。
これって、ある程度スケジュールに余裕が無いと出来ない体制だと思うんですよね。
今後もこの体制が続くかどうかは分からないけれど、もし続くのであれば、それがシリーズ全体の印象に、どう変化をもたらすか、楽しみである。
・中村浩二さん
ウルトラシリーズのスーツアクターさんでもトップクラスの人気を誇る方ですね。
どうしてもウルトラマンのスーツアクターという役どころは、やはり「スマートな長身の方」
が人気を集める傾向があるのですが、ウルトラスーツアクターとしてのデビューがティガというのが幸いした。
スマートなスカイタイプに対し、力強いパワータイプという個性のハッキリした役どころだったが故、スカイタイプを演じるスマートな権藤俊輔さんとの対比を、ファンは個性として肯定的に受け容れ、人気を得るに至った。
特にガイアでのスプリームバージョンの圧倒的にパワフルな存在感は、忘れ難い。
ガイア第27話でのその初登場は、正に「ヴァージョンアップ! 最強のウルトラマンがここに誕生したのだ!」と、言葉ではなく、立っている姿、その存在感だけで訴えてくる!
そして続く第28話のミーモス戦は、数あるウルトラシリーズのバトルシーンの中でも、トップクラスの名シーン!
これ程までに、観ていて「強い! 無茶苦茶強い!」ということを、説得力ある映像で魅せてくれるウルトラマンも、珍しい。
↓ウルトラマンガイア スプリームバージョン
また、坂本監督は、中村さんにかなりの信頼を寄せている様で、
仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ
破裏拳ポリマー
BLACKFOX: Age of the Ninja
劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア
と、監督作に度々出演してもらっている。
もちろん中村さんはダイナのスーツアクターでもあったわけで。
ダイナからの古参のファンには嬉しいゲスト出演。
そして今回は、坂本監督作。
さらにはある意味中村浩二さん主演編の如き1本。
なんか色々整った、中村浩二ファン必見の1本であった。
・スフィアの侵略で、宇宙に帰れなくなった宇宙人の父娘
地球に住んでいる宇宙人との交流編、という、なんだかウルトラマンタイガのような展開の今回。
第5話もそういう展開だったし、もしかして、スタッフもそれなりに意識してやっているのだろうか? それとも単なるネタ被り?
・レッドキング VS ウインダム!
ウインダム登場!
いやぁ、これでウインダム、ミクラス、アギラという3大カプセル怪獣が勢揃いしました。
今なら、セブンガーも加え、4体揃い踏みも可能だ! ……やるかな~、やってくれるんじゃないかと、密かに期待しているのですが。
なお、レッドキングVSウインダムというドリームマッチは、実は漫画「ウルトラマンstory0」で、そういうシーンがあったりする。
↓ウルトラマンstory0
レッドキングVSウインダムというドリームマッチは第4巻に有!
てか、カプセル怪獣の中では、この漫画ではミクラス活躍シーンが激燃え!
もっともっとウルトラファンに読んでもらいたい漫画です。
・グレゴール人グレース
↓グレゴール人グレース
まさかのグングンカット有!
ただ……あれ? 体型がスマート?
さすがにスーツアクター、中村さんではなかったかぁ……。
いや、演じて下さった方には悪いが、ここはスーツアクターも中村さんでいって欲しかったなぁ。
……って、ホント、アクターさんに対し失礼な事書いてますね、ゴメンナサイ。
・ウルトラデュアルソード
↓ウルトラデュアルソード
前回、トリガー完結編ムードに押され気味で、やや印象が薄くなってしまったニューアイテム。
次回以降の活躍に期待かな? なんて考えていたのだけれど、今回もグレースの大活躍の前に、やや印象が薄い。
折角の新アイテムなのにねぇ。
坂本監督回はこういう新アイテムや新キャラクターのプロモはかなりガッチリやる印象があるだけに、少々これは残念なところか。
・新兵器…DG001
楽しみですねぇ。
登場が待たれます。
さて次回!