ウルトラマンデッカー
第3話「出動!GUTS-SELECT」 感想(ネタバレあり)です。
キャラ紹介編の色合いが濃い第2話です。
……な、なんて真っ当な第3話なんだ!
このところ、仮面ライダーリバイスや暴太郎戦隊ドンブラザーズといった 視聴者の意表をついてやろうという番組が連続していたせいで、あまりに真っ当な展開の1~3話の、その輝きの美しさに目がくらみそう(笑)。
丁寧に設定やキャラクターを紹介していこう、というスタッフの意志が感じられ、大変好印象です。
こういう展開は、ややもすると
展開が遅い
単に諸々出し渋っているだけ
という受け止められ方をされ、
それは案外
「出し切る前に視聴者から飽きられる」。
けれど、幸いこの作品の場合
地球がバリアのようなものに覆われてしまっていて、植民星である火星の様子が分からない
という大きな柱があり
火星がどうなっているかが判明した時、物語は必ず大きく動く
という事が視聴者にも提示されているので、興味を持続させることが出来る。
まぁ、そこで外すと、作品全体の評価自体、大ダメージを受けることになるが。
(主人公の命が、あと99日、という設定で幕を開けた「仮面ライダーゴースト」なぞ、「1年の放送予定だろうに、99日? 一体その後はどういう展開になるんだ? と、もの凄く楽しみに序盤は視聴したんですけどね。
結局最終回まで、そこそこ楽しみはしましたが、番組全体の評価が、自分の中で序盤の期待値より大幅に下方ラインに修正されてしまったのは疑いようがない)
・アサカゲ ユウイチロウ
(元)ウルトラマンゼロに変身するキャラ ラン を演じた小柳友さんが、別の役で登場。
元仮面ライダーが隊長で元ウルトラマンが博士として所属している組織……すげぇぜ!
単純に、こういうファンサービス的キャスティングは嬉しいですね。
もっとも、今回はあくまでアサカゲ ユウイチロウ役での登場という事でファンも受け止めていると思うので、別にウルトラマンゼロに変身して欲しいわけではない……はず。
でもたまには、「ゼロ!?」と思わせるセリフなんかを混ぜてくれても嬉しい気はする。
・新たなウルトラマンは本当に味方なのかと疑っている人もいます
!?!? ちょっと意外。だが、この世界観では納得できるセリフ!
いや、過去のウルトラマンシリーズで、ウルトラマンが初登場した際の人類の反応は、
1 驚く
2 味方が現れたと歓喜する
3 敵と判断して攻撃する
の3パターンがあって、世界観が何らかの形で旧作とつながっている場合は
2 味方が現れたと歓喜する
が多かったんですね。
世界観設定がリセットされている場合は1か3になる。
が、本作は前作トリガーと世界観がつながっているのに、基本1で、3を混ぜてきた!
トリガーの世界では、最初からずっと人類の味方だった巨人はトリガー、Z、リブット、ティガで、その他のカルミラ、ダーゴン、ヒュドラム、トリガーダーク、と、人類の敵っぽかった奴が多すぎる。
なるほど人類の意見が二分されるわ、これは!
ちょっとした小ネタのなのかもしれませんが、妙に印象に残るセリフでした。
・でっかくてかっこいいからデッカー
……大変シンプルなネーミングで、よろしい!
・HANE2
今後も、会話劇で視聴者を大いに楽しませてくれることを期待します
面白かったです。
欲を言えば、今回もミクラスには登場して欲しかったかな?
さて次回!