(続き)
↓快傑ライオン丸 第26話より
獅子丸「忍法 獅子変化!」
ライオン丸 見参!
ついに、ライオン丸とネズガンダ、最後の対決の時はきた!
ネズガンダの二丁拳銃が火を噴く。
宙を舞い、避けるライオン丸。
着地の瞬間を狙わんと構えるネズガンダだが、ライオン丸は降りてこない。
なんと、断崖の中腹にとりついていたのだ。
ネズガンダはそれを狙撃するが、再度宙を舞ったライオン丸は一気に距離をつめるとすれ違いざまにネズガンダの銃を一丁叩き落とす!
さらに、大きく跳躍するライオン丸。
それを追ってネズガンダも跳躍。 空中でライオン丸を狙い撃つ!
華麗な空中回転で狙いを避けるライオン丸。
ネズガンダは、背中の忍者刀を抜き……
まさに空中で激突せんとする両者の刃!
空中での一瞬の攻防!
剣と剣とがつばぜり合い、その瞬間にライオン丸を至近距離で撃ち抜かんとするネズガンダの銃であったが、ライオン丸はこれをよけ……
すれ違いざま、ライオン丸の斬撃がネズガンダの胴を!!
華麗な空中回転を見せるライオン丸に対し、
体制を崩したネズガンダ。
着地したライオン丸。
しかし、肩に手を当てており……
あの攻防の中、ネズガンダの手裏剣弾が一発、ライオン丸の右肩に命中していたのだ。
さすがはネズガンダ。
着地し、立ちあがるネスガンダ。
しかし、フラフラと糸の切れた凧のようによろめくと、地面に倒れ伏し、そのまま、今際の言葉すらないままに……。
不思議な友情で結ばれたネズガンダ。
彼を倒した獅子丸の心は複雑であった……。
この、両者がジャンプし、空中で技を出し合って、着地。 一方がバッタリと倒れる……。
というパターン、殺陣師の渡辺高光さん(スペクトルマンで公害Gメンの加賀さんを演じられていた方)のお気に入りだったのだろうか? 快傑ライオン丸では頻繁に登場するクライマックスの決戦演出であった。
タイガージョーとライオン丸の対決でもこの演出が多用されており、数々の名対決シーンを彩ったパターンである。
ネズガンダは散った。
獅子丸達3人の目の前に、敵の本拠地、ゴースン島はある。
しかし、決戦を前に、獅子丸にとってまさに運命の相手とでも言うべき男との出会いが待っていることを、この時の彼はまだ知る由も無かった……
↓快傑ライオン丸 27話より
↓快傑ライオン丸