今日と明日で、CSにて
闘将ダイモス
1話から最終回まで一挙放送。
う、ううむ、面白い!
無茶苦茶面白い!!
キャラクター達の尋常じゃない(笑)アツさが、作品全体のテンションを高めまくり。
一矢「エ~リカぁ~~ッ!!」
エリカ「一矢ぁ~~~~ッ!!」
という台詞の応酬が、この番組では一体何回繰り返されるのだろう? と、
ふと数えてみたくなる欲求が湧き上がってくるほどに、このやりとり多し。
もしかしたら、マジンガーZにおける
あしゅら男爵「申し訳ありません Dr.ヘル」
より、回数多いかも(笑)。
ドラマに寄り過ぎて、ロボットアクションが弱い、なんていう評が永らく支配的だった作品なのですが、
とんでもない誤解で、
先人が書いた評を未視聴のまま広めた輩が多くいたのでしょう。
と言いつつ、先人に「ドラマに寄り過ぎて、ロボットアクションが弱い」と評してしまった人が、ごく初期の段階では、出てしまったのは、まぁ、分からなくもない。
前2作=「コンV」「ボルテス」の5体合体に対して、トレーラーから変形するだけ、は、いかにもトーンダウンした感がぬぐえないし、
前2作が 発進~合体前の戦闘(苦戦)~合体(ロボ登場)~苦戦~逆転~とどめの決め技 という組み立てだったのに対し、ダイモスは 発進~変形が1シチュエーションで描かれる、 発進(ロボ登場)~苦戦~逆転~とどめの決め技 という組み立て。
明らかに、前2作と比較して、戦闘シーンの段取りが減っている。
で、そういう組み立てに変更した理由が、明らかに ドラマパートに時間をたっぷり使いたい であろうことは作品からビシビシ伝わってくるもんだから……。
でもこれって、なんのことはない、マジンガーZ時の組み立てに回帰したに過ぎないよね?
むしろロボットアニメには、 苦戦~逆転~とどめの決め技 という段取りをまともに描写せず、スポンサーの玩具メーカーがうるさいから合体シーンだけは真面目にやりました 的作品の、なんと多いことよ……。
未視聴の方には、マジで観て欲しい。
毎回の、ダイモスVSメカ戦士の、なんと面白いことよ!!
双竜剣、三竜棍、ダイモシャフト(二刀流の薙刀)といったユニークな武器を使ったアクション。
やられたと思ったら第2形態のような姿を現すことも度々あるバーム星メカ戦士(ゴーゴン大公みたいな下半身が獣のスタイルと、獣面の盾を持った剣士という絶対無敵ライジンオーみたいなスタイルを使い分けるメカ戦士:ギメリア なんか、無茶苦茶カッコいい)。
70年代の作品ゆえ、作画技術等、無論、後の「画面クオリティが高い」作品には及ばぬが、凡百のロボットアニメが束になっても全くかなわぬ程、本作のロボットアクションシーンの面白さは光っている。
言っておくが、滅茶苦茶燃えるカッコいいアクションシーンがたまにある のではない。
毎回のアクションシーンのレベルが、面白さが、明らかに高いのである。
で、そんなアクション物の面白さが下手をすると霞む程に、ドラマがアツいのだから……。
面白い、という以外の感想、出てこない。
今日はリヒテル提督の親友、アイザムがダイモスに敗れ、戦死するまでであった。
(この作品(と言うか、リヒテルとアイザムという二人のキャラ)から、いわゆる やおい同人 が流行り始めたという説があるが、それも納得のいく、美形キャラ同士の男の友情のドラマは、アツく、視聴者の胸をうつ)
明日も楽しみです。