今年を振り返って | 無敵動画堂高田のブログ

無敵動画堂高田のブログ

無敵動画堂 というサークルで、アマチュアアニメを製作している者が、アニメや特撮について語ります。

 生活していくだけでもギリギリの状態が続いている身としては、一年を振り返ると、辛いことを思い出しがちである。
 改めて私は妻や友人達に支えられているんだなぁ、と感じ入るわけです。
 恥ずかしくて、とても本人達に直接は言えんが、感謝の気持ちをここで表してはおく。
 みんな、本当にありがとう。
 と同時に、職場、プライベート共に、人間関係でのストレスがたまる1年であったとも感じます。
 なかなか、悩みの無い人生って、歩めないものですねぇ。

 まぁとにかく、
 時間が欲しい
 金が欲しい

 全世界の人が、思っていることですよね。
 特に、時間が欲しい。
 これだけ貧乏に甘んじているんだから、せめて神様、時間をくれよ!
 時は金なり?
 ふざけんな。
 時間の方が、よっぽど大事だよ。
 昔の人は、なんでまるで金の方がまるで貴重であるかのような格言を作ったんだ?

 まぁそれはともかく、暗い話をしていても仕方ないので、オタ話を。

 オタク的には、今年のマイベスト3を挙げるとしたら……といきたいところですが、
 正直、3作挙げるほど、今年は夢中になった作品はありませんでした。

 どうも、昨年は戦隊のルパパトが素晴らしく、どんなに「商業的には外したやん」という意見を浴びせられようとも、絶対支持! という思いにとらわれたほど思い入れのある作品は現れず、また、マジンガーZINFINITYのように、自分でも、評価は高くないのに、無条件で気になってしまう題材の作品、というのが今年は私的に無かったようです。

 正直、3本、は選べないのですが、1本選ぶなら、今年のNo.1は「ジオウ」ですかね。
 開始当初はあまり好きになれなかった作品ですし、作品が終わった後、全体を俯瞰しても、本来の私の好みとはやはり違うのですが、それでもやはり、1本選ぶなら、今年のNo.1は「ジオウ」です。
 イベント性の高さはもちろんですが、何と言っても
平成ライダー全体における、整合性の無さ、支離滅裂さを堂々と肯定し、正統性を高らかに謳い上げるという作風は、凄いの一言に尽きる。
 普通、作れない。
 これまでの20年間、平成ライダーを作り続け、ヒットさせ続けてきたスタッフの自信と開き直りに、こちらとしてはただ、ひれ伏すしかない。
 だって、文句を言いながらも、やっぱり私は平成ライダーが好きで、応援してきた身なのだから。楽しんできたのだから。
 その自分を、否定できない。
 そして、
 観続けてくれた人は、間違いなく肯定派が多数派になるだろう、という自信!
 完全否定する人は、多くが「実はあんまり観ていなかった人たち」であろうという自信!
 それが、作品から、みなぎっていた。

 実際、そうなんだよなぁ……。
 平成ライダーシリーズは、常に野心的で、挑戦的な作風をとってきた。
 結果的にそれは、その作風になじめない人を生み出すとしても、逆に熱狂的に支持する人を確実に生み出し続けてきた。
 今流行りはこうだから、と、世間に迎合した、無難な作品は作ってこなかったが故、「世間がどう言おうと、私はこの作品の、この部分を愛し続ける」というファン心理を、上手く刺激されるんだよなぁ
 そういうファン心理の弱みに付け込んで、まるで全肯定されたかのようにふるまう作品=ジオウ。
 正に魔王の振る舞いであった。


 さて、昨年は12/31付のブログに、こう書きました。 

 来年は、とにかく今の状況にあった、生活スタイルに自分を身体的、精神的になじませる年になるかな? なればいいなぁ。
 もう、試練の連続による、闘いの日々は、まっぴらです。
 平穏な日々を強く望みます。


 え~全然、ダメでした。
 時間と金の無さ、人間関係に悩み、思い通りの生活が送れず、日々不満を漏らす日々……。
 ホント、支えてくれる人たちの存在がなく、自分一人だったら、とっくにくじけていますよ。
 脱出したいですねぇ。
 そしてまた、改めて妻や友人達に、感謝。
 

新しい年が、
皆さまにとって
よい年でありますように。