ブログの見た目を派手にするため、貼っておきます。
(続き)
水星へ向かったブライスターは、カモフラージュしてあった兵器工場を発見。
まずはキッドとお町が潜入。
そこで、本来の依頼である観測基地隊員達が、既に死亡している事を確認する。
キッド「そうと分かりゃ、こんなとこに用はねぇ。ぶっ飛ばすか」
お町「イエ~イ。爆弾は たっぷり持って来てあるわ♡」
いやいや、イエ~イじゃねぇよ!
罪も無き観測隊員達が、また殺されたって事なんだけど!?
さすがにちょっとヒドイ、と思った。この態度は。
二人の活躍で、大爆発を起こす秘密工場。
が、そこから脱出する大型戦闘艦が一隻。
いかにブライガーでも、まともにやり合っては不利だ。
そこでブライガーは敵艦の装甲を破ると内部へ突入。
一気にブリッジを強襲した。
そこにいたのは……
シン「ああ、あいつだ!」
メイ「私達のお母さんを殺した奴だわ!」
この5年間、決して忘れる事の出来なかった顔だ。
ブライガーを降り、両親を殺した男=サイラスと対峙するメイとシン。
サイラス「待ってくれ。私は命令されてやっただけだ。ゆ、許してくれ……!」
土下座をして命乞いをするサイラスの姿に、二人はためらう。
メイ「シン……」
シン「姉ちゃん、どうする……?」
しかし、サイラスはそんな二人の隙を見逃さなかった!
銃を抜き、反撃しようとするが……。
その銃は、二人の後ろにいたキッドの早撃ちにより、弾かれた。
キッド「きたねぇぞ!」
もう許さない!
メイとシンは怒りの引き金を引く!
両親を殺した男、サイラスは死んだ。
仇はとった。
しかし、メイとシンの心に湧き上がってくる感情は……。
キッド「気にするな。
お前達がやらなければ、
此奴はメイやシンのように不幸な子供達を、また何人も作っていたさ」
キッドの胸に顔をうずめ、泣きじゃくる二人。
二人には、初めての人殺しであった。
ああ、そうか。
さっき、キッドとお町がやたらとヒドイ態度だったのは、このラストシーンの為か。
初めての人殺しで、両親の仇をとったにもかかわらず泣きじゃくる二人と、
すっかり人の命というものに対しドライになっているキッド達の対比だったわけだ。
従来的な「いわゆる、子供向け番組のヒーロー」からの脱皮が感じられます。