サイコアーマー ゴーバリアン その103(第25話「最終作戦開始~メリア対クリスト~」(その2) | 無敵動画堂高田のブログ

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(続き)
メリア「お前達に味方したいわけではない。ガラダインに復讐したいだけ」
 グランド―へやって来て、協力を申し出るメリア。
 しかし彼女に対し、不信感をあらわにするハンスとアトラス。
ハンス「なるほど? 一応筋は通っているな。
 しかし、味方するフリをして、スパイに来たのかもしれないぜ?」

 ハンスは、彼女と同じ立場になった者=クリストが、ミスターXを名乗り、ガラダイン星のレジスタンスに大損害を与えたことを知っている。
 メリアを信用しているイサムは、両者の険悪なムードを感じ取り、焦る。
 しかし、両者の仲を取り持つ言葉が出てこない。
 真正面から協力を申し出ても、「信用」を得ていないメリアでは、感情的な反発を受けることは避けられない。ならば……
メリア「だが、今度の相手は、お前達の力では容易に太刀打ちできないよ?
アトラス「なにぃ? 俺達をバカにするのか!?」
ゼクー「ならば、どうすれば勝てるのか、聞かせてもらおうか?
メリア「まず、基地を透視して、その弱点を探らなければならない。ただ闇雲に攻撃しても無駄にエネルギーを使い果たすだけ
オルドン「なるほどその為にワシの力を借りて新しいメカを作り、基地の構造を探りたいと、そういうわけじゃな?」
 理論的に、説き伏せる。
リサ「イサム、彼女の言っている事は嘘じゃないわ……」
 そっとイサムに耳打ちするリサ。
 その時、デスガンダー部隊がグランド―へ攻撃を仕掛けてきた!


 ゼクーがメリアの事を味方に引き入れようとしている事は、ハンスやアトラスも知っている。
 23話で、既にその心づもりを聞いているし、メリアを探せ、という命令に従って、実際彼等は動いたのだから。
サイコアーマー ゴーバリアン その96(第23話「次元侵略要塞」(その2)参照)
 それでも反発するというシーンがあるのは、微妙に不自然に感じなくもない。
 やはり打ち切りの影響で、微妙に脚本にあらが出てしまったか……。
 いやあら探しをして批判しているのではなく、脚本の丁寧さが作品の長所だっただけに、残念だなぁ、と。
 
 このシーンでちょっと面白かったのが、リサ。
 イサムだけにそっと「彼女の言っている事は嘘じゃないわ」と耳打ちするが、イサムはそもそもメリアに不信感を、もう持っていない
 他人の心を読めるリサには、そんなことは百も承知の筈。
 つまりこれって、リサは私もメリアの事を信用する=イサム、私もあなたと同じ意見よ
と、アピールしているんでしょう。
 メリアにヒロインの座を奪われそうになって、焦ったか?(笑)
 いやだって、ドラマ的にはもう、メリア、ヒロイン級の活躍だもん。

 デスガンダー部隊を迎撃するサイコアーマー3機。
 激しい戦いが展開される。


 この時期のロボットアニメ、リアルロボット物の台頭で、ただひたすら銃撃戦、というのも多い中、ゴーバリアンは一味違う!
 背負い投げのような態勢から、さらに敵の腕を引きちぎるガロム!
 華麗にレーザーリングを放ち、次々に敵を撃墜するレイド!
 正拳を突き出した形で敵に突っ込み、ボディーをぶち抜くゴーバリアン!!

 銃撃戦と、殴り合い、蹴り、といった肉弾戦が織り交ぜられており、さらには空中戦と地上戦が入り乱れるバトルシーンで、
超能力 だけが本作のバトルシーンの特徴なのではなく、この、
リアルロボ全盛=ロボ戦と言えば空中(宇宙)での銃撃戦メイン
という時代にあって、
肉弾戦の面白さを追求し続けた番組であることをアピールしてきます。
 今回は、珍しく作画も結構いいです。
 
(続く)